UBS:特別配当を計画、資本目標は達成-1-3月は増益

スイス最大の銀行UBSは資本比率 目標を達成したとして、通常配当の引き上げに加えて特別配当を実施す る計画を明らかにした。

発表によると、UBSは当局の要請に応じて地域別の法人化を伴う 組織再編を実施した後に、1株当たり少なくとも0.25スイス・フランの 特別配当を実施する方針。普通株自己資本比率は3月末時点で13%の目 標を超えた。

2008年の金融危機以降、欧州の大手銀行は資本を温存しバランスシ ートの強化を図ってきた。スイス当局は特に厳しい基準を同国の2大銀 行に求めている。資本基準を満たしたことで、増配への株主の期待は高 まる。

セルジオ・エルモッティ高経営責任者(CEO)はブルームバーグ テレビジョンとのインタビューで、特別配当はUBSの「資本返還戦略 の一環だ」と述べた。また、株主資本利益率(ROE)を15%とする目 標は2016年に達成できる可能性が「極めて大きい」とも述べた。同行は スイス当局の資本積み増し要請を受けて、目標達成の時期を1年先送り した。

メディオバンカのアナリスト、クリストファー・ウィーラー氏は 「UBSは余剰資本を配当と自社株買い戻しに使わなければならない。 そうしなければROE15%の目標を決して達成できない」と指摘した。

この日発表した1-3月(第1四半期)決算では、純利益が10 億5000万スイス・フラン(約1220億円)と、前年同期から6.7%増加。 ブルームバーグ・ニュースが調査したアナリスト11人の予想平均の8 億8500万フランを上回った。

第1四半期はウェルスマネジメント部門が109億フランの純資金流 入となった。同部門の利益は前年同期比6.8%減の6億1900万フラン。 米州ウェルスマネジメントの利益は24%増の2億4200万フラン、投資銀 行部門の利益は56%減の4億2500万フランだった。

UBSは資本比率目標の達成後に利益の50%超を配当として株主に 還元する計画をあらためて示した。13年の通常配当として提案した額は 1株当たり0.25フラン。

原題:UBS Plans Special Payout to Investors as Capital Target Reached(抜粋)

--取材協力:Manus Cranny.

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