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5月5日の米国マーケットサマリー:株は小幅高、円上昇

ニューヨークの為替・株式・債 券・商品相場は次の通り。 (表はNY午後4時現在)

為替         スポット価格 前営業日
ユーロ/ドル        1.3875   1.3869
ドル/円            102.16   102.20
ユーロ/円          141.74   141.77


株                 終値 (暫定値) 前営業日比 変化率
ダウ工業株30種       16,530.55     +17.66     +.1%
S&P500種           1,884.65      +3.51     +.2%
ナスダック総合指数    4,138.06     +14.16     +.3%


債券          直近利回り 前営業日比
米国債2年物      .42%        .00
米国債10年物     2.61%       +.02
米国債30年物     3.41%       +.04


商品 (中心限月)                     終値   前営業日比 変化率
COMEX金     (ドル/オンス)  1,309.30    +6.40     +.49%
原油先物         (ドル/バレル)   99.38      -.38     -.38%

◎NY外国為替市場

ニューヨーク外国為替市場では、円が主要16通貨の大半に対して値 上がり。中国の民間指標で4月の製造業活動が市場の予想以上に縮小し たことが示され、安全資産の需要が高まった。

円は対ドルでは2週間ぶり高値を付けた。ウクライナでの混乱拡大 が材料視された。また日本銀行の黒田東彦総裁が米経済専門局CNBC とのインタビューで、景気回復は軌道に乗っていると述べたことで、追 加緩和を実施するとの観測が後退した。ブラジル・レアルは主要通貨中 で最大の値下がり。ブラジル中央銀行が為替スワップ契約のロールオー バー(更新)の規模を縮小させたことで、レアル支援の弱まりが示唆さ れた。スウェーデン・クローナも下落。3月の鉱工業生産指数が予想外 に低下したことが嫌気された。

みずほフィナンシャルグループの米為替セールス責任者、ファビア ン・エリアソン氏(ニューヨーク在勤)は「リスクオフのトーンが若干 見られ、それに沿う形で円は動いた」とし、「中国の製造業購買担当者 指数(PMI)がやや期待外れだったほか、ウクライナで緊張が続いて いること」を背景に円は買い進まれたと指摘した。

ニューヨーク時間午後3時13分現在、円はドルに対し前週末 比0.1%上昇の1ドル=102円11銭。一時101円87銭と、4月17日以来の 高値を付けた。対ユーロでも0.1%上げて1ユーロ=141円73銭。ユーロ は対ドルで0.1%上げて1ユーロ=1.3878ドル。

◎米国株式市場

米株式相場は小じっかり。中国の景気減速とウクライナ緊迫が懸念 されたものの、米非製造業の業況改善が好感され、買いが優勢となっ た。

ニューヨーク時間午後4時過ぎの暫定値では、S&P500種株価指 数は前週末比0.2%上昇し1884.64。一時は0.8%安まで下げていた。ダ ウ工業株30種平均は17.66ドル(0.1%)高の16530.55ドル。

JPモルガン・アセット・マネジメント(ロサンゼルス)のグロー バルマーケットストラテジスト、ジョゼフ・タニアス氏は「値動きの定 まらない展開が続いている」と指摘。「方向性の見られない今の市場は 自分を見失っている状態に近いかもしれない。市場には強弱の材料が混 在している」と続けた。

◎米国債市場

米国債相場は下落。10年債利回りは6カ月ぶり低水準から上昇し た。米供給管理協会(ISM)非製造業総合景況指数が昨年8月以来の 高水準となったことを背景に、経済成長の勢いが増しているとの見方が 強まった。

10年債は5営業日ぶりの下落となった。4月の中国製造業購買担当 者指数(PMI)改定値は予想以上の活動縮小を示した。先週は経済指 標が強弱まちまちとなったほか、ウクライナとロシアの緊張が高まる 中、米国債は上昇していた。米財務省は6日から総額690億ドル相当の 入札を実施する。

大和証券キャピタル・マーケッツ・アメリカの債券部門責任者、レ イ・レミー氏(ニューヨーク在勤)は「相場は先週末にあまりにも大き く上昇し過ぎた」と指摘。「今週は供給も大量にあり、こうした入札を 理由に相場は圧迫されている」と述べた。

ブルームバーグ・ボンド・トレーダーによれば、ニューヨーク時間 午後2時49分現在、10年債利回りは前週末比3ベーシスポイント(b p、1bp=0.01%)上昇の2.61%。一時は2.57%と、昨年11月1日以 来の低水準となった2月3日の水準に並んだ。同利回りは過去3カ月に わたり2.57-2.82%のレンジ内で推移している。10年債(表面利 率2.75%、2024年2月償還)価格は7/32下げて101 6/32。

◎NY金先物市場

ニューヨーク金先物相場は続伸し、ほぼ3週間ぶりの高値となっ た。ウクライナと親ロシア派勢力の間で緊張が高まっていることを背景 に、逃避目的の金買いが膨らんだ。ウクライナ国防省のウェブサイトで の発表によると、スラビャンスクでの分離派武装勢力との衝突で兵士4 人が死亡、30人が負傷した。

TDセキュリティーズのグローバル金属セールス責任者、スティー ブ・スカカロシ氏はリポートで「ウクライナの秩序不安を受けて、25日 の選挙の信頼性や地域の安定について誰もが神経質になっている」と指 摘した。

ニューヨーク商業取引所(NYMEX)COMEX部門の金先物6 月限は前週末比0.5%高の1オンス=1309.30ドルで終了。一時 は1315.80ドルと、中心限月としては4月15日以来の高値をつけた。

◎NY原油先物市場

ニューヨーク原油相場は反落。中国の製造業活動が4カ月連続で縮 小したことを受け、景気減速が深刻化しているとの懸念が広がった。東 ウクライナで政府と親ロシア派との衝突が激化し、南部のオデッサにも 騒乱が広がったため、原油先物は上昇する場面もあった。

ストラテジック・エナジー・アンド・エコノミック・リサーチ(マ サチューセッツ州ウィンチェスター)のマイケル・リンチ社長は「予想 より悪い中国の経済統計がブレントを押し下げている」と指摘。「ウェ スト・テキサス・インターミディエート(WTI)もつれ安したが、ブ レントほどは下げていない」と続けた。

ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物6月限は前週 末比28セント(0.28%)安の1バレル=99.48ドルで終了。ロンドン ICEのブレント6月限は87セント安の107.72ドル。

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