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米国債(5日):5日ぶり下落、ISM非製造業指数の上昇で

米国債相場は下落。10年債利回りは 6カ月ぶり低水準から上昇した。米供給管理協会(ISM)非製造業総 合景況指数が昨年8月以来の高水準となったことを背景に、経済成長の 勢いが増しているとの見方が強まった。

10年債は5営業日ぶりの下落となった。米財務省は6日から総 額690億ドル相当の入札を実施する。先週は経済指標が強弱まちまちと なったほか、ウクライナとロシアの緊張が高まる中、米国債は上昇して いた。この日は朝方に一時上げ幅を拡大。4月の中国製造業購買担当者 指数(PMI)改定値は予想以上の活動縮小を示した。

BNYメロン・キャピタル・マーケッツの米国債トレーディング責 任者、ダン・マルホランド氏は「ISM非製造業景況指数は予想よりも 強く、利回りを押し上げた」と指摘。「今週は供給もある」と述べた。

ブルームバーグ・ボンド・トレーダーによれば、ニューヨーク時間 午後5時現在、10年債利回りは前週末比2ベーシスポイント(bp、1 bp=0.01%)上昇の2.61%。一時は2.57%に低下し、昨年11月1日以 来の低水準となった2月3日の水準に並んだ。同年債(表面利 率2.75%、2024年2月償還)価格は6/32下げて101 7/32。

10年債利回りは過去3カ月にわたり2.57-2.82%のレンジ内で推移 している。

30年債利回りはこの日、4bp上昇の3.41%。5年債利回りは2b p上昇して1.68%。

30年債と5年債の利回り差は拡大

米国債は上げを消す展開だった。4月のISM非製造業総合景況指 数は55.2と、前月の53.1から上昇。昨年8月(57.9)以来の高水準とな った。ブルームバーグがまとめた4月のエコノミスト予想中央値は54だ った。同指数で50は活動の拡大と縮小の境目を示す。

5年債と30年債の利回り格差は1.73ポイント。2日には1.68ポイン トと、2009年以来の最小となっていた。

先週発表された今年1-3月(第1四半期)の米実質国内総生産 (GDP)速報値は2012年10-12月(第4四半期)以来の小幅な成長に とどまったほか、新規失業保険申請件数は9週間ぶりの高水準に増加し た。一方、4月の雇用統計によると非農業部門雇用者数は2012年1月以 降で最大の伸びとなった。

米連邦公開市場委員会(FOMC)は4月29、30両日に開いた会合 で月額の債券購入を再度縮小した。イエレン米連邦準備制度理事会 (FRB)議長は7日に議会で証言する。

入札

財務省は6日に3年債を290億ドル、7日に10年債を240億ドル、8 日は30年債を160億ドルそれぞれ発行する。

大和証券キャピタル・マーケッツ・アメリカの債券部門責任者、レ イ・レミー氏(ニューヨーク在勤)は「今週は供給も大量にあり、こう した入札を理由に相場は圧迫されている」と述べた。

原題:Treasuries Fall First Time in Five Days as Services Gauge Climbs(抜粋)

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