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欧州債:スペインなど周辺国債が上昇-米雇用統計も影響せず

2日の欧州債市場ではスペイン10年 債が上昇し、利回りは過去最低を記録した。同国経済が6年に及んだ低 迷から回復しつつある兆候のほか、欧州中央銀行(ECB)が追加緩和 を検討していることが支援要因。

アイルランドとイタリアの10年物利回りも過去最低を付けた。米雇 用統計を受けて、米連邦公開市場委員会(FOMC)が債券購入の縮小 を続ける確率が高まったものの、周辺国債に大きな影響はなかった。デ フレ懸念を払拭(ふっしょく)する追加刺激策が必要との観測が高まる 中、ECBは定例政策委員会を来週開く。ドイツ10年債利回りは11カ月 ぶり低水準まで下げた。

KBCバンクの調査アナリスト、マティアス・ファンデルユフト氏 (ブリュッセル在勤)は「周辺国債市場では強いモメンタムが続いてい る」とし、「来週にECB会合があり、一段の緩和策が現実となるかも しれない。来週でなければ、最新のインフレ見通しが出る6月の会合で そうなるかもしれない」と語った。

ロンドン時間午後4時32分現在、スペイン10年債利回りは前営業日 比2ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の2.98%。一時 は2.971%まで下げた。同国債(表面利率3.8%、2024年4月償還)価格 は0.21上げ107.02。

イタリア10年債利回りは3bp下げ3.04%。ブルームバーグが1993 年に集計を開始して以降最低となる3.033%まで下げる場面もあった。

ドイツ10年債利回りは2bp下げ1.45%。一時は昨年5月27日以来 の低水準となる1.44%まで低下した。

米労働省が発表した4月の雇用統計によると、非農業部門雇用者数 は前月比28万8000人増加。ブルームバーグ・ニュースがまとめたエコノ ミスト予想の中央値は21万8000人増だった。前月は20万3000人増。

原題:U.S. Payrolls No Barrier to Rally in Euro-Area Periphery Bonds(抜粋)

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