4月のユーロ圏製造業景気指数改定は53.4に上昇-独伊が好調

ユーロ圏では4月の製造業活動が拡 大し、3カ月ぶりの高水準となった。ドイツやイタリアがけん引し、域 内経済の回復が軌道に乗っていることが裏付けられた。

英マークイット・エコノミクスが2日発表した4月のユーロ圏製造 業景気指数(改定値)は53.4と、先月23日公表された速報値(53.3)か ら上方修正された。3月は53.0だった。同指数は活動拡大・縮小の分か れ目となる50を10カ月連続で上回っている。

過去最長のリセッション(景気後退)を経験したユーロ圏経済は現 在は回復しており、信頼感指数は一段の成長を示唆している。一方で当 局者らは、低インフレが物価下落につながるリスクを注視している。こ うした状況から欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁は、必要ならば一 段の緩和策を打ち出す方針を表明している。

マークイットのチーフエコノミスト、クリス・ウィリアムソン氏は 「景気回復はより広範になりつつある」とした上で、「需要の強まりが 浸透して価格決定力が高まるかはまだ分からない。多くの国で余剰能力 が幅広く存在し失業率も高いため、価格決定力は弱い状態にある」と語 った。

マークイットによれば、ドイツの製造業景気指数は54.1と、3月 の53.7から上昇。イタリアでは54と、2011年4月以降の最高となった。 スペインは52.7と、前月の52.8からほぼ変わらず。フランスは51.2で、 前月の52.1から低下した。

原題:Euro-Area Manufacturing Growth Accelerates From Germany to Italy(抜粋)

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