英RBS:1-3月、予想外の3倍増益-減損損失の減少寄与

英銀ロイヤル・バンク・オブ・スコ ットランド・グループ(RBS)の1-3月(第1四半期)決算は、純 利益が前年同期の3倍となった。減損損失が減った上、アイルランド部 門が金融危機以降で初めて黒字となった。発表を受けて株価は大幅に上 昇した。

RBSの2日の発表資料によると、1-3月期の純利益は12億ポン ド(約2080億円)。前年同期は3億9300万ポンド。同行がまとめたアナ リスト8人の予想平均は2億ポンドだった。不良債権の減損損失は3 億6200万ポンドで、前年同期の10億3000万ポンドから減少。アイルラン ド部門であるアルスター銀行と、英国の法人部門での改善が寄与した。

RBSの2013年通期決算は、純損益が金融危機以降で最大の赤字と なった。昨年10月に就任したロス・マキューアン最高経営責任者 (CEO)はバッドバンク設立や部門統合、投資銀行部門の縮小などを 進めている。

オリエル・セキュリティーズのアナリスト、ビベク・ラジャ氏(ロ ンドン在勤)は電話取材に対して「良い数字が並んでいる」と評価。 「鍵は減損で、中核銀行とバッドバンク共に予想より良かった。見通し は極めて良好だ」と述べた。同氏はRBS株の投資判断を「売り」にし ている。

決算発表後にRBS株は一時、前日比11.6%高と、この2年半余り で最大の上昇率を記録した。

アルスター銀の1-3月期の営業損益は1700万ポンドの黒字。前年 同期は1億6400万ポンドの赤字だった。マーケッツ部門の営業利益 は14%増の3億1800万ポンドとなった。

RBSは純預貸利ざやが年内「わずかに拡大」するとの見通しを示 した。1-3月期は4ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)拡大 し、2.12%だった。

マキューアンCEO(56)は一方、発表資料で「まだやるべきこと は多い」とし、「リストラ費用は年内かなり増える可能性が高い」とコ メントした。

原題:RBS First-Quarter Profit Jumps as Impairments Fall; Shares Soar(抜粋)

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