個別銘柄:電力株下落、大同特鋼安い、ロームやGMOI急伸

きょうの日本株市場で、株価変動材 料のあった銘柄の終値は以下の通り。

電力株:九州電力(9508)が前日比2.4%安の1098円、四国電力 (9507)が2.5%安など軒並み安。電気・ガスは東証1部業種別下落率 首位となった。九州電など2社が社債型優先株の発行を発表したことに 対し、ゴールドマン・サックス証券では、法で許された値上げ申請を自 主規制的に抑制しながら優先株で資本増強するという経営判断は株式市 場からみると疑問があり、これでは長期投資家が電力株を保有すること は困難だとした。

大同特殊鋼(5471):4%安の501円。野村証券では、消費増税に よる自動車減産は少し遅れる形で特殊鋼需要にも影響を与えると想定 し、同社の特殊鋼の販売数量予想はやや強気過ぎると分析。同証券によ る15年3月期営業利益予想を230億円(会社計画240億円)とした。

ローム(6963):10%高の5420円と、東証1部値上がり率1位。 JPモルガン証券では、1日午後に発表された会社計画は同証想定通り 慎重だったと指摘。ただ、設備投資・償却費計画は例年下振れる傾向が 強く、この部分が利益増額につながる可能性があるなどとし、投資判断 は「オーバーウエート」を確認した。会社側は2日、アナリスト説明会 を開催した。

GMOインターネット(9449):8.8%高の1023円。1-3月営業 利益は前年同期比22%減の22億5500万円だった。丸三証券の佐藤慎吾ア ナリストは、低水準の株価や懸念したほど悪くなかった決算内容、モバ イルエンターテイメント事業の4-6月黒字化見通しなどが大幅高の背 景ではないか、と電話取材で述べた。

三菱地所(8802):2.5%高の2438円。SMBC日興証券では、同 社が公表した四半期情報について、オフィス賃貸とマンション分譲とも 順調に推移していると評価。投資判断の「1(アウトパフォーム)」を 継続した。

IHI(7013):5.4%高の430円。ダニエル・ローブCEO(創業 者)が率いる米ヘッジファンド運用会社サード・ポイントは、投資家向 け書簡でIHI株保有に言及した。

エンプラス(6961):5.6%高の6070円。いちよし経済研究所で は、15年3月期の会社側予想ではオプト事業の売上高の伸び率が大きく 鈍化することを前提に小幅な増収益にとどまる見通しとしているが、保 守的な見方と考えられると指摘。投資判断の「A(買い)」を確認し た。

富士石油(5017):2.5%安の315円。みずほ証券では、袖ヶ浦製油 所での大規模定期修理や石油精製マージンの低迷から、14年3月期は59 億円の営業赤字(会社計画は30億円の営業赤字)を予想。15年3月期営 業利益予想は従来の59億円から45億円へ減額修正した。

OKI(6703):3.4%高の213円。14年3月期純利益は前の期比2 倍の270億円程度となったもようだ、と2日付の日本経済新聞朝刊が報 じた。構造改革効果でプリンター事業の採算が改善したことなどで、従 来予想を20億円上回るとしている。

アウトソーシング(2427):7%高の1462円。いちよし経済研究所 は投資判断を「中立」から「買い」へ引き上げた。14年12月期に入って も業績モメンタム改善が持続、主力の製造系・技術系アウトソーシング がともに好調と指摘。同証による今期営業利益予想を20億円から21 億5000円(会社計画20億円)、来期を23億円から25億円にそれぞれ増額 した。

コーエーテクモホールディングス(3635):1.4%安の1239円。15 年3月期営業利益は前期比12%増の80億円となる見込み。ただ、三菱 UFJモルガン・スタンレー証券では、同証券予想やコンセンサスを下 回る上、市況不透明感で運用収益の悪化懸念を考慮すれば、ややネガテ ィブな印象とした。

池上通信機(6771):6.9%高の108円。14年3月期営業利益速報値 は7億7000万円と、従来計画4億円を上回った。前の期比10%の減益予 想が一転、73%の増益となる。為替の円安傾向や原価低減施策の推進が 寄与した。

日本空港ビルデング(9706):2.6%高の2472円。14年3月期営業 利益速報値はその前の期に比べて46%増の61億円と、従来予想55億円を 上回った。国内線航空旅客数や訪日外国人旅客数が予想を上回ることに 加え、円安効果なども押し上げた。

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