炭鉱の廃水を飲料水に-英アングロが南アで浄化処理

英アングロ・アメリカンは、鉱山業 界で初めて炭鉱の廃水を約8万人分の飲料水に浄化処理している。同業 界でモデルの一つと見なされている。

南アフリカ共和国の炭鉱3カ所の汚染水の浄化が成果を挙げている ため、アングロはウィットバンクにあるプラントの規模を倍増させる。 鉱山最大手のオーストラリア・英系BHPビリトンとスイスのグレンコ ア・エクストラータは同国の他の場所で同様の方法を採用中だ。

アングロの1億3000万ドル(約130億円)規模のプラントは、総 額6000億ドルに上る世界の水関連業界の規模から見れば小さいが、この 地域の飲料水の最大12%を供給し、鉱山業界における将来の廃水処理の モデルケースとなっている。また、企業や地方自治体による水不足への 新たな対策の在り方を示唆している。

過去最悪の干ばつに見舞われ水不足が深刻化している米テキサス州 ウィチタフォールズでは、下水を浄化し住民の飲料水とする試みが進め られている。

アングロのプラントが水を供給するハウテン州の水関連当局のマリ ウス・キート局長代行はプラントについて「一つのモデルだ。どう処理 されるべきかを示す非常に良い例だ」と話す。ただ、技術の導入には高 額の資金が必要で、処理過程で出る残余水を貯蔵する必要がある。残余 水には有害物質が含まれている可能性もある。

原題:Mine Waste Transformed to Tap Water in Anglo Model: Commodities(抜粋)

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