ダウ・ケミカルCEOは戦略変更を、株主のサード・ポイント

アクティビスト(物言う株主)の米 ヘッジファンド、サード・ポイントは1日、ダウ・ケミカルのアンドル ー・リベリス会長兼最高経営責任者(CEO)が世界最大級の汎用化学 品事業を運営している事実を「受け入れる」べきで、年間25億ドル (約2560億円)の収益を逃していると指摘した。

サード・ポイントは1-3月(第1四半期)の投資家向け書簡の中 でダウについて、プロピレンのような汎用化学品と塗料用樹脂をはじめ とする高付加価値製品を併せ持つ現行の事業モデルを見直すことが「世 界で最も優れた低コストの石油化学会社になる上で不可欠だ」と指摘し た。ブルームバーグ・ニュースが書簡のコピーを入手した。

米資産家ダニエル・ローブ氏が設立したサード・ポイントは1月に ダウの株式取得を初めて公表。株主価値の向上に向けて汎用化学品事業 をスピンオフ(分離・独立)するよう要求した。

今回の書簡はスピンオフには言及していないが、競争相手のオラン ダの化学メーカー、ライオンデルバゼル・インダストリーズ同様に製品 からのリターン極大化にもっと集中すれば、ダウは25億ドルを上回る収 益拡大が可能だとの試算を示している。ダウ広報担当のルイーズ・アデ ィカリ氏は書簡へのコメントを控えた。

リベリスCEOは1月、ポリスチレンプラスチックなどの部門売却 について「正直なところダウを石油化学会社と考えられなくなる」と発 言。3月には現行の事業形態を通じ最大で年25億ドルを節減していると 述べていた。

原題:Third Point Calls on Dow CEO to ‘Embrace’ Petrochemicals (2)(抜粋)

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