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LMEニッケルが下落、中国PMI統計で需要減退の懸念

1日のロンドン金属取引所 (LME)では、ニッケル相場がここ4日で3度目の下落となった。工 業用金属の最大の消費国の中国で製造業活動の伸びが予想を下回ったこ とから、需要減退懸念が強まった。

中国国家統計局などが同日発表した4月の製造業購買担当者指数( PMI)は50.4とブルームバーグ・ニュースによる市場予想中央値 の50.5に届かなかった。同指数は50を上回ると製造業活動の拡大を示 す。4月30日発表された1-3月(第1四半期)の米実質GDP(国内 総生産、季節調整済み、年率)速報値は前期比0.1%増と、伸びは昨 年10-12月(第4四半期)の2.6%から縮小した。

TDセキュリティーズ(トロント)の商品戦略責任者、バート・メ レク氏は電話取材で、「中国の製造業PMI統計は先行きの需要減を示 唆しているとの懸念が若干あるのかもしれない」と指摘。「第1四半期 のGDP統計を基に判断すると、米国が中国よりもかなり良好に推移す るとの完全な確証は持てない」と述べた。

LMEのニッケル相場(3カ月物)終値は前日比0.2%安の1トン =1万8285ドル。ニッケル相場は1月にインドネシアが鉱石の輸出規制 を実施したのを受け、年初来では32%上昇している。

ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のCOMEX部門の銅先物 7月限も前日比0.2%安の1ポンド=3.0215ドル。これで3日続落して 3月11日以来最長の下落局面となった。

原題:Nickel Falls on Signs China Demand for Industrial Metals to Sag(抜粋)

--取材協力:Agnieszka Troszkiewicz.

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