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独バイエル、米メルクの市販薬部門買収で独占交渉-関係者

ドイツの製薬会社バイエルは米メル クの市販薬事業の買収に向けて独占交渉に入っており、約140億ドル (約1兆4300億円)を支払う用意がある。事情に詳しい複数の関係者が 明らかにした。

協議は非公開だとして関係者が匿名を条件に語ったところによれ ば、数日中にも発表する可能性が高い。両社は基本合意したものの、詳 細を詰めている段階で、正式合意には達していない。バイエルの買収案 には現金支払いのほか、医薬品資産の交換が含まれ、合弁事業の形式に なる可能性があるという。

この取引が実現すれば、メルクの主力製薬部門が強化される一方、 バイエルはアレルギー疾患治療薬「クラリチン」や日焼け止めの「コパ トーン」などのブランドを獲得し市販薬事業を拡充できる。比較的弱い 事業を売却して競争力ある分野をさらに強化する最近の製薬業界の潮流 に沿った取引になる。

メルクの市販薬事業に対しては、英レキット・ベンキーザーや米プ ロクター・アンド・ギャンブル(P&G)、仏サノフィなどの企業も買 収案を提示していた。レキットは4月30日、同事業の評価が高くなり過 ぎたとして買収協議から手を引くことを明らかにした。ただ、バイエル とメルクの取引がまとまらなかった場合、買収に名乗りを上げていた企 業などが再検討する可能性もある。

メルクの広報担当のスティーブ・クレーグル氏は1日の電話取材に 対してコメントを控えた。バイエルの広報担当、ギュンター・フォルネ ク氏もコメントしなかった。

原題:Bayer Said to Be in Exclusive Talks for Merck Consumer Unit (3)(抜粋)

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