5月1日の米国マーケットサマリー:ダウ平均小反落

ニューヨークの為替・株式・債 券・商品相場は次の通り。(表はNY午後4時現在)

為替         スポット価格 前営業日
ユーロ/ドル        1.3864   1.3867
ドル/円            102.30   102.24
ユーロ/円          141.83   141.76


株                 終値 (暫定値) 前営業日比 変化率
ダウ工業株30種       16,558.87     -21.97     -.1%
S&P500種           1,883.68      -.27      .0%
ナスダック総合指数    4,127.45     +12.90     +.3%


債券          直近利回り 前営業日比
米国債2年物      .41%        .00
米国債10年物     2.61%       -.03
米国債30年物     3.41%       -.05


商品 (中心限月)                     終値   前営業日比 変化率
COMEX金     (ドル/オンス)  1,283.40    -12.50    -.96%
原油先物         (ドル/バレル)   99.42      -.32     -.32%

◎NY外国為替市場

1日のニューヨーク外国為替市場では新興市場国通貨が4日続伸。 2日は4月の米雇用統計が発表される。市場予想によると、昨年11月以 来の大幅な雇用増が見込まれており、米国か世界経済をけん引する兆し になると受け止められている。

ユーロは一時、ドルに対して約3週間ぶりの高値をつけた。欧州中 央銀行(ECB)が資産購入計画を明らかにするとの観測が後退した。 英ポンドは4年ぶり高値に上昇。英国の製造業購買担当者指数 (PMI)が予想以上に上昇したことが影響した。通貨ボラティリティ ーの見通しを示す指数は2007年以来の水準に低下した。

ピアポント・セキュリティーズ・ホールディングスのグローバルス トラテジスト、ロバート・シンチ氏は、「雇用統計への期待は高まって いる」と述べ、「成長見通しが経済統計によって押し上げられている」 と続けた。

ニューヨーク時間午後3時29分現在、ブルームバーグがまとめた新 興市場主要20通貨の指数は0.1%上昇して92.3052。

ドルは対円で0.1%高の1ドル=102円30銭。ユーロはほぼ変わらず の1ユーロ=1.3865ドル。一時は1.3889ドルと、4月11日以来の高値を つけた。ユーロは対円で1ユーロ=141円84銭。

◎米国株式市場

米株式相場はほぼ変わらず。前日に終値ベースで最高値を更新した ダウ工業株30種平均は小幅安となった。朝方発表の新規失業保険申請件 数が増加したことが背景にある。2日には雇用統計が発表される。

ニューヨーク時間午後4時過ぎの暫定値では、S&P500種株価指 数は前日比0.1%未満安い1883.68で終了。この日は0.2%高と0.3%安の 間で推移した。ダウ工業株30種平均は21.97ドル(0.1%)安の16558.87 ドルで終えた。

RWベアードのチーフ投資ストラテジスト、ブルース・ビトルズ氏 は「ここまで小幅ながらも順調に上げてきた。2日には重要な経済指標 が発表されるため、やや買いが手控えられている可能性がある」と指 摘。「米金融当局が市場にやさしい政策を維持し、金利が上昇しない限 り、株価には強材料となるだろう」と述べた。

◎米国債市場

米国債相場は上昇。30年債利回りは10カ月ぶり低水準に下げた。4 月の雇用統計発表をあすに控えてこの日発表された経済指標が市場予想 を下回り、金利上昇に対するヘッジを解消する動きが広がった。

米供給管理協会(ISM)が発表した4月の製造業景況指数では、 インフレ指標となる仕入れ価格指数が市場予想を下回った。また先週の 新規失業保険申請件数は9週間ぶりの高水準となり、企業は4月に市場 の予想ほど雇用者を増やしていないとの懸念が強まった。ブルームバー グ・ニュースがまとめた調査の中央値では、4月の雇用者数の伸びは昨 年11月以降で最大と見込まれている。

野村ホールディングスの金利戦略責任者ジョージ・ゴンキャルベス 氏(ニューヨーク在勤)は「市場では経済が軌道から外れていないだけ ではなく、改善しつつあるとの楽観的な期待があった」とし、「こうし た期待が考え直されている。市場は若干神経質になっている」と続け た。

ブルームバーグ・ボンド・トレーダーによれば、ニューヨーク時間 午後2時54分現在、30年債利回りは前日比6ベーシスポイント(bp、 1bp=0.01%)低下の3.40%。これは6月20日以来の低水準。同年債 (表面利率3.625%、2044年2月償還)価格は1 1/8上げて104 6/32。

◎NY金先物市場

ニューヨーク金先物相場は4日続落し、過去1カ月で最長の連続安 となった。米景気回復の兆しを背景に、代替資産としての金買いが後退 した。3月の個人消費支出(PCE)は伸びが2009年8月以降で最大と なった。

エバーバンク・ウェルス・マネジメントのアシスタントバイスプレ ジデント、マイク・マイヤー氏は電話インタビューで、「緩和縮小に強 い経済指標が重なり、金は引き続き圧迫されるだろう」と指摘。「貴金 属のセンチメントかなりネガティブだ」と述べた。

ニューヨーク商業取引所(NYMEX)COMEX部門の金先物6 月限は前日比1%安の1オンス=1283.40ドルで終了した。4日続落は 4月1日以来の最長。

◎NY原油先物市場

ニューヨーク原油相場は続落。米国の原油在庫が過去最高記録を更 新したことが引き続き嫌気され、5週間ぶり安値。中国の製造業に成長 減速の新たな兆しが出たことも影響した。

ストラテジック・エナジー・アンド・エコノミック・リサーチ(マ サチューセッツ州ウィンチェスター)のマイケル・リンチ社長は「これ ほど在庫水準が高いと、ウェスト・テキサス・インターミディエート (WTI)で100ドルという水準は正当化できない」と指摘。「東欧で 緊張が高まっているとはいえ、今のところ原油相場は需給バランスに応 じて動いている。WTIは近く90ドル台半ばで推移してしかるべきだ」 と述べた。

ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物6月限は前日 比32セント(0.32%)安の1バレル=99.42ドルで終了。終値としては 3月25日以来の安値。

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