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NY外為:新興市場通貨が上昇、雇用統計控えて-ポンド高い

1日のニューヨーク外国為替市場で は新興市場国通貨が4日続伸。2日は4月の米雇用統計が発表される。 市場予想によると、昨年11月以来の大幅な雇用増が見込まれており、米 国か世界経済をけん引する兆しになると受け止められている。

ユーロは一時、ドルに対して約3週間ぶりの高値をつけた。欧州中 央銀行(ECB)が資産購入計画を明らかにするとの観測が後退した。 英ポンドは4年ぶり高値に上昇。英国の製造業購買担当者指数 (PMI)が予想以上に上昇したことが影響した。通貨ボラティリティ ーの見通し指数は2007年以来の水準に低下した。

ピアポント・セキュリティーズ・ホールディングスのグローバルス トラテジスト、ロバート・シンチ氏は、「雇用統計への期待は高まって いる」と述べ、「成長見通しが経済統計によって押し上げられている」 と続けた。

ニューヨーク時間午後5時現在、ブルームバーグがまとめた新興市 場主要20通貨の指数は0.1%上昇して92.3175。

ドルは対円で0.1%高の1ドル=102円33銭。ユーロはほぼ変わらず の1ユーロ=1.3870ドル。一時は1.3889ドルと、4月11日以来の高値を つけた。ユーロは対円で0.1%高の1ユーロ=141円92銭。

ブルームバーグ・ドル・スポット指数はほぼ変わらずの1008.22。 一時は1007.18と、4月14日以降で最低をつけた。

ボラティリティー指数

主要9通貨の3カ月インプライド・ボラティリティを基にしたドイ ツ銀行FXボラティリティー指数は5.9%に低下、2007年7月以来の低 水準となった。

先進10カ国の通貨で構成されるブルームバーグ相関加重指数によれ ば、ドルは過去3カ月間で3.1%安、円は3.4%安、ユーロは0.1%下落 した。

ポンドは対ドルで6日続伸。英マークイット・エコノミクスの発表 によると、英製造業PMIは57.3と、前月の55.8から上昇した。ブルー ムバーグ・ニュースがまとめた市場予想は55.4だった。PMIは50が活 動拡大・縮小の分かれ目。

ポンドは対ドルで0.1%高の1ポンド=1.6893ドル。一時1.6920ド ルと、2009年8月以来の高値をつけた。

雇用統計予想

ブルームバーグがまとめたアナリスト予想によると、4月の米雇用 統計は21万5000人の雇用増が見込まれている。前月は19万2000人だっ た。

米労働省が発表した先週の新規失業保険申請件数(季節調整済み) は34万4000件と、前週から1万4000件増加し、2月22日以来の高水準。 ブルームバーグ・ニュースがまとめたエコノミスト予想の中央値は32万 件だった。

米商務省が発表した3月の個人消費支出(PCE)は前月比0.9% 増加。伸びは2009年8月以降で最大となった。前月は0.5%増(速報 値0.3%増)に上方修正された。英マークイットの米製造業PMIは4 月に55.4(前月55.5)をつけた。また4月のISM製造業総合景況指数 は54.9と、前月の53.7から上昇した。同指数で50は活動の拡大と縮小の 境目を示す。

原題:Emerging-Market Currencies Rise Before U.S. Payrolls; Kiwi Gains(抜粋)

--取材協力:Candice Zachariahs、Mariko Ishikawa、David Goodman.

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