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最高値更新のダウ平均、優良株へのローテーションが支え

4月30日の米株式市場でダウ工業 株30種平均が4カ月ぶりに最高値を更新した。上昇を後押ししたのは昨 年パフォーマンスが不振だったIBMとキャタピラーだ。

ダウ平均は30日に3日続伸し、前日比で0.3%高の16580.84で終 了。この日の米連邦公開市場委員会(FOMC)後の声明では、景気が 上向いているとして、債券購入ペースの縮小を継けるとの表明がなされ た。

キャタピラーは建設見通しの改善を理由に先週、通期利益予想を上 方修正。IBMは今月、増配発表した。両社はいずれもダウ平均が2月 3日に底打ちしてから約14%上昇している。2013年にダウ平均は27%高 と、18年ぶりの大きな上昇率となったが、IBMは2.1%下落し、キャ タピラーは1.3%高にとどまっていた。

ハイマーク・キャピタル・マネジメントで160億ドル(約1兆6400 億円)の運用に携わるトッド・ローウェンスタイン氏は電話インタビュ ーで、「投資家は成長に乏しい環境で、比較的優良だが好かれず見過ご された割安感の大きな分野に足を踏み込んでいる」と指摘。「泡だらけ で投機的かつ人気の銘柄から大規模なローテーションが見られる」と述 べた。

ダウ平均は30日に45.47ドル上昇。4月の上昇率は0.8%と、3カ月 連続の前月比プラスで、2月3日の安値からの上昇率は7.9%となっ た。一方、テクノロジー株が中心のナスダック総合指数は4月に2%下 落。3月は2.5%値下がりし、12年以来最大の下げを記録していた。5 年間の強気相場で大きく買われていた銘柄は、バリュエーション(株価 評価)が利益の伸びを上回っているとの懸念から売られた。

ダウ平均構成銘柄の平均株価収益率(PER)15倍に対し、成長株 の多いナスダック総合指数のPERは35倍。

原題:Dow Makes It Back to Record as Caterpillar Joins IBM Rebounding(抜粋)

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