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シェール革命で米エネルギー資産買収進む-大手取引会社参入

独立系石油取引会社で最大手、スイ スのビトル・グループやヘッジファンド運用者のポール・チューダー・ ジョーンズ氏が出資する企業などが、米国で前例のないペースで現物エ ネルギー資産の買収を進めている。低迷していた燃料市場はシェール層 からのエネルギー生産が進む中、回復している。

チューダー・ジョーンズ氏とグレン・デュービン氏が一部を出資す るキャッスルトン・コモディティーズ・インターナショナルは、2月に テキサス州で複数の天然ガス井を買収。スイスのマーキュリア・エナジ ー・グループは米JPモルガン・チェースの現物商品事業を買収する予 定だ。ビトルとトラフィギュラは石油パイプラインの敷設に出資し、米 フリーポイント・コモディティーズは沖合での生産に投資している。ト ラフィギュラによると、同社が米国に投じている10億ドル(約1000億 円)のうち大半は過去5年間に投資された。

商品供給・取引会社、米マスケットのマネジングディレクター、 JP・フジェルド・ハンセン氏は4月29日のインタビューで「国際的な 取引会社が米国の至る所で資産を買収している」と指摘。「米エネルギ ー市場のルネサンス期を迎え、各社は資本を投入している」と述べた。

新たな掘削技術の採用でシェール層から生産される原油と天然ガス の量が過去最高水準に達し、地域間で裁定取引の機会が生まれている。 そのため、大半が非上場の世界の大手商品取引会社は米国での現物資産 の買収や開発を増やしている。収益低下と規制強化を背景に、英バーク レイズや米JPモルガン・チェース、モルガン・スタンレーなどの銀行 が商品事業を縮小していることもこれらの取引会社の参入につながって いる。

原題:Shale Revolution Luring Trading Houses Into U.S. Energy Assets(抜粋)

--取材協力:Lananh Nguyen.

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