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個別銘柄:野村HDや富士通急伸、エプソンはストップ高

きょうの日本株市場で、株価変動材 料のあった銘柄の終値は以下の通り。

野村ホールディングス(8604):前日比6.3%高の625円。1-3月 純利益は613億円と、市場予想の410億円を50%上回った。同時に発行済 み株式総数の2.6%、1億株を上限に自社株買いを実施することも発 表。ゴールドマン・サックス証券では、1-3月は好決算だった上、自 社株買いはポジティブサプライズだと指摘。自社株買いは将来行使予定 のストックオプション充当分4400万株を上回る規模だとし、同社の株主 還元強化として評価されるとした。

富士通(6702):6.3%高の638円。2015年3月期純利益は前期 比10%増の1250億円見通しと、市場予想の920億円を上回った。野村証 券では、ハードウェア、デバイス、海外事業などの課題は残るものの、 構造改革は峠を越え、中期成長重視局面にシフトする点を評価。投資判 断を「中立」から「買い」へ引き上げた。

セイコーエプソン(6724):504円(18%)高の3290円とストップ 高。15年3月期営業利益見通しは前期比2.4%増の870億円と、市場予想 の846億円を上回った。JPモルガン証券では、IFRS任意適用を宣 言し15年3月期1株利益が日本基準の363円に対し447円となる点を公表 したことはポジティブサプライズ、などと評価。投資判断を「中立」か ら「オーバーウエート」に引き上げた。東証1部値上がり率1位。

村田製作所(6981):6.8%高の9081円。15年3月期営業利益は前 期比14%増の1440億円の見通し。カーエレクトロニクス向けで引き続き 高成長が予想されることなどが要因。ゴールドマン・サックス証券で は、例年の保守的な経営姿勢から今回も1桁%増益計画と想定していた とし、期初から2桁%の増益計画を示した点は自信の表れと指摘。株価 は再度反転局面に入ると予想した。

コロプラ(3668):4.9%安の2511円。13年10月-14年3月営業利 益は前年同期比6.2倍の102億円だった。売り上げの多くを占めるオンラ インアプリの成長が貢献した。ただ、大和証券では想定通りの着地で、 前年同期比では高成長が続くものの、前四半期比ではやや成長率が鈍化 したと分析。これまで同社は決算ごとにポジティブサプライズを提供し 続けてきた企業のため、想定の範囲内であればネガティブな印象を与え る可能性があるとした。

スタートトゥデイ(3092):17%高の2495円で、東証1部値上がり 率2位。野村証券では、株価は4月中旬から調整しているものの、豊富 な品揃えと集客力を背景とする高成長性は不変だと分析。投資判断を 「中立」から「買い」へ引き上げた。目標株価は2900円を継続。

日東電工(6988):6.9%高の4712円。14年3月期営業利益は前の 期比5.5%増の723億円だった。事前計画660億円、市場予想668億円をと もに超過した。15年3月期営業利益はIFRSベースで780億円と計 画。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、ITOフィルムの大幅 な価格下落を懸念していたが、会社側から価格対応は合理化の範囲との 説明があったなどとし、業績は当面堅調に推移する可能性が高いと分析 した。

ヤマハ(7951):11%高の1520円。15年3月期営業利益計画は前期 比12%増の290億円と、市場予想266億円を上回った。前期末配当を19 円50銭に決定(従来計画15円)、年間配当は27円とした(前の期実績10 円)。メリルリンチ日本証券では、保守的な計画を出す同社が290億円 と公表した点は驚きだとし、最も強気である同証券予想をも超える水準 で、会社側の新年度業績に対する自信がうかがえると評価した。

TOTO(5332):6.2%安の1355円。15年3月期営業利益は前期 比21%減の372億円となる見込み。消費税率の引き上げに伴う駆け込み 需要の反動に加え、納期遅延が発生したシステムキッチンの新規受注停 止による影響から、売り上げが減少することなどが響く。市場予想 は432億円だった。

ワコム(6727):8.4%安の613円。14年3月期営業利益は前の期 比9.5%増の87億円にとどまり、従来計画を12%下回った。15年3月期 見通しは前期比21%増の105億円と、市場予想の120億円を下回る。野村 証券では、今期以降の増益の鍵を握るブランド製品では急激な業績改善 は想定しづらい、と予想した。

電力株:北海道電力(9509)が13%高の707円、九州電力(9508) は9.1%高など。両社は4月30日に優先株発行を正式発表した。北海道 電は500億円、九州電は1000億円、両社とも日本政策投資銀行が引き受 ける。SMBC日興証券では、足元の株価は優先株発行による希薄化リ スクを織り込んでいるとみられ、普通株への転換条項が付与されないこ とはポジティブに受け止められようと分析した。

新光電気工業(6967):15%高の773円。15年3月期営業利益計画 は前期比5.2%増の98億円と、減益を予想していた市場予想91億円を上 回った。主力のフリップチップタイプパッケージの次世代製品対応・拡 販などの貢献を見込む。

東芝機械(6104):5.9%安の431円。14年3月期営業利益は前の期 比43%減の46億円だった。売り上げ規模の縮小と市場環境の厳しさが響 き、従来計画55億円を下回った。三菱UFJモルガン・スタンレー証券 では、実績の下振れが想定以上で、ややネガティブだと指摘した。

サイバーダイン(7779):10%高の7020円。野村証券では、同社が 医療・介護ロボット新産業を創出することに注目するとして、新規に 「買い」、目標株価9200円で調査を開始。業績面では保険適用が始まっ たドイツでの業容拡大が当面の成長をけん引し、15年3月期には経常黒 字化、20年3月期の売上高は227億円(会社側の前期売上高計画4 億6900万円)までの拡大を予想した。

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