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大手銀経営陣の報酬に債券組み込みを-FRBが義務付け検討

米連邦準備制度理事会(FRB)は 大手銀行を対象に、経営陣の報酬パッケージに自社の債券を組み込むよ う義務付ける案を検討している。

個々の金融機関の財務面の安定性とバンカーの報酬とを一段と緊密 に連動させるのが狙い。株式に絡んだ報酬は利益押し上げの誘因となる のに対し、銀行が過度のリスクを取れば債券の場合はその価格下落につ ながる。

この案には、不祥事が絶えないウォール街の現状にいら立ちを強め ている他の規制監督当局からも支持が寄せられている。

米通貨監督庁(OCC)のカリー長官はインタビューで、「適切な 行動を促そうとする場合」、インセンティブは「極めて重要だ」と指 摘。「人々がどのように行動するかをめぐっては、報酬が大きな要因で あることは確かだ」と語った。

同長官は先の世界的な金融危機の際に、「金融機関やその株主、預 金保険基金の長期的な利益に最もかなうとは言えないようなリスク行動 が取られたケースも幾つかあった」と付け加えた。

ニューヨーク連銀のダドリー総裁も今年2月、ニュージーランドの オークランドで行った講演のテキストで、「経営陣の報酬の大きな部分 を繰り延べ型とする形で、長期債の組み込みを義務付ければ、恐らく積 極的なリスク管理に向けたインセンティブを強化することになるだろ う」と、同案に支持を表明した。

原題:Fed Citing Wall Street Lapses Leads Regulators to Bonds for Pay(抜粋)

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