ウクライナとロシア、株価指数の開きが拡大-経済の道筋に違い

ロシアとウクライナの株価指数の開 きは、両国間の緊張が高まり始めた昨年後半から拡大しており、4月も ウクライナ株が上昇する一方でロシア株は下落した。

ウクライナ株の指標であるUX指数は年初から29日までに9.2%上 昇し、世界の主要93指数のうちドバイの指標に次ぐ上昇率となった。国 際通貨基金(IMF)はウクライナへの総額170億ドル(約1兆7400億 円)の融資を承認。一方、ロシア株の指標であるドル建てのRTS指数 は5.9%値下がりし、93指数で3番目にパフォーマンスが悪い。対ロ制 裁で同国経済はリセッション(景気後退)入りの可能性が高まってい る。

ドラゴン・キャピタルのマネジングディレクター、ドミトロ・タラ バキン氏(キエフ在勤)は29日の電話取材で「対ロ制裁が同国経済に与 える影響の全容はこれから表れるだろう」と指摘。「ウクライナの経済 状況も悪いが、正しい方向に向かいつつある兆候が見られる」と述べ た。

ウクライナ危機がロシアによるクリミア編入や国境沿いへの軍配備 という事態に展開する中で、ウクライナの株価指数はロシアの指数をア ウトパフォームしている。ヤヌコビッチ前大統領が昨年11月に欧州連合 (EU)との関係を強化する連合協定の調印手続きを見送ったことが危 機の発端。手続き見送りは抗議行動を招来してヤヌコビッチ氏の大統領 解任につながり、両国の関係悪化という結果をもたらした。

原題:Kiev Trouncing Moscow as Crisis Sparks Stock Market Divergence(抜粋)

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