IMF:ロシア経済はリセッションに、ウクライナ危機を受け

国際通貨基金(IMF)は2兆ドル (約205兆円)規模のロシア経済がリセッション(景気後退)に入った と指摘した。今年の同国成長率予想についても月内で2度目の下方修正 を行った。ウクライナ危機に関連した地政学的リスクに加え、金融引き 締めの必要性に言及した。

IMFのアントニオ・スピリンベルゴ氏が30日にモスクワで、「2 四半期連続のマイナス成長をリセッションと定義付けるなら、ロシアは リセッションを経験している」と記者団に語った。1-3月(第1四半 期)のロシア国内総生産(GDP)暫定値は前四半期比で0.5%減少し ている。

IMFは今月8日に1.3%に下方修正していた今年のロシア成長率 予想についても、0.2%へと再度下げた。スピリンベルゴ氏はウクライ ナをめぐる欧米との対立の動向次第では「大幅な」追加引き下げを行う 可能性があると述べた。

クリミアのロシア編入後、米国と欧州連合(EU)は個人や企業を 対象とする対ロ制裁を実施。第1四半期の同国からの資本流出は506億 ドルと、前年同期の275億ドルから増えた。昨年全体では630億ドル。ス ピリンベルゴ氏によれば、今年は制裁による影響で1000億ドルに達する 可能性がある。

原題:IMF Sees Russia in Recession as 2014 GDP Forecast Is Cut to 0.2%(抜粋)

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