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中国:不良債権増加なら大手銀行の資本バッファーに打撃

中国のシステム上重要とされる銀行 が抱える不良債権が5倍に膨らむ事態となれば、こうした銀行の自己資 本比率が10.5%に低下する可能性がある。中国人民銀行(中央銀行)の ストレステスト(健全性審査)で明らかになった。

人民銀が29日公表した年次金融安定報告書によると、最悪のシナリ オでは不良債権が400%増加した場合、中国の銀行17行の平均自己資本 比率は2013年末の11.98%から10.5%に低下する。この17行で国内銀行 資産の61%を占める。

中国は13年1月に銀行の自己資本要件を強化。競争が激化し金利規 制が緩和される中で融資の伸び鈍化や不良債権増加に苦しむ銀行業界に とって、新たな課題となっている。みずほセキュリティーズアジアは、 新たなルールの下で中国工商銀行など大手4行が19年までに870億ドル (約8兆9100億円)の資本不足に直面すると試算している。

政府は中国の大手行に対して18年末までにTier1(中核的自己 資本)普通株資本の最低比率8.5%、全体の資本バッファー11.5%の達 成を義務付けている。中国銀行業監督管理委員会(銀監会)のデータに よれば、銀行の不良債権は9四半期連続で増加し、昨年末時点で08年以 来の高水準となった。

原題:China Test Shows Bad Loan Surge Would Hurt Banks’ Capital Buffer(抜粋)

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