コンテンツにスキップする

欧州の銀行、住宅21.2%値下がりシナリオに直面-健全性審査

欧州連合(EU)域内の銀行は、住 宅価格の21.2%下落と失業率急上昇、成長急減速というストレステスト (健全性審査)ではこれまでで最も厳しいシナリオ下での耐久力を試さ れることになる。

欧州銀行監督機構(EBA)が29日、ストレステストの最悪シナリ オの詳細を公表した。それによれば、同シナリオには3年間で19.2%の 株価下落、EU域内の商業用不動産の14.7%値下がりも含まれる。中東 欧の住宅ローン損失のシナリオでは、ハンガリー・フォリントとポーラ ンド・ズロチは価値の4分の1を失う。

欧州中央銀行(ECB)がユーロ圏の銀行約130行の一元監督責任 を11月から担う前に、当局は今までで最も厳しいテストによっ て2010、11年のテストで損なわれた信頼の回復を目指す。

EBAのエンリア議長は発表文で「テストの完璧な透明性が信頼へ の鍵だ」とし、テストは「EUに残っている弱さに監督当局が対処する ための堅固で効果的な手段になるだろう」と指摘した。

テストでは14-16年の成長率が欧州委員会の予想を累積で7ポイン ト下回る状況をシミュレートする。これに伴い失業率は13%に上昇し消 費者物価は横ばいとなるシナリオが想定される。

EU加盟国それぞれの銀行のほぼ半分余りをカバーする124行をサ ンプルとしたテストは5月末ごろに開始され、結果は10月末に公表され る予定。

原題:Europe’s Banks Face Homes Slump in Bleakest Stress-Test Scenario(抜粋)

--取材協力:Sonia Sirletti、Karl Stagno Navarra、Radoslav Tomek、Nicholas Comfort、Charles Penty、Jim Brunsden.

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE