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米オバマ政権:プーチン大統領に近い個人など制裁対象に追加

米オバマ政権は28日、ロシアのプー チン大統領に近い7個人および17企業をウクライナ危機をめぐる制裁対 象に新たに指定した。

制裁リストには国営石油・ガス企業ロスネフチのイゴール・セチン 最高経営責任者(CEO)やロシアン・テクノロジーズ(ロステック) のディレクター、セルゲイ・チェメゾフ氏、またインベストキャピタル バンクやSMPバンクといった銀行が含まれる。

ホワイトハウスが発表した渡航禁止および資産凍結措置は、欧州連 合(EU)と連携して実施された。EU加盟国はロシアへの追加制裁と して、対象となる個人リストに15人を加えた。制裁対象の氏名はまだ明 らかにしていない。EUはこれまで、55人を制裁対象としていた。

ウクライナ政府と親ロシア分離派の緊張緩和を目指した今月17日の ジュネーブ合意をロシアは順守していないとして、欧米は同国を非難。 プーチン大統領がウクライナに派兵し、事態をエスカレートさせた場 合、米国はロシア経済全般に影響を及ぼす追加制裁を実施する準備があ ると警告した。

オバマ大統領は訪問先のフィリピンで行われた記者会見で、「プー チン大統領個人を追い詰めることが今回の目的ではない」と述べ、「ウ クライナでプーチン大統領が関与するロシアの現在の行動が長期的に同 国経済にいかに悪影響を及ぼすかについて、同大統領の見方を変えるこ とが目的だ」と続けた。

防衛技術、サービスの輸出制限を拡大

米国はまた、防衛技術・サービスの輸出制限を拡大し、既に承認し た輸出許可を取り消した。

今回の新たな制裁ではクリミア連邦管区大統領全権代表のオレグ・ ベラベンツェフ氏や、コザク副首相、エフゲニー・ムロフ連邦警護庁長 官などプーチン大統領の側近も対象としている。

今回の追加制裁で対象になった企業は、3月20日に制裁対象リスト に挙げられたゲンナジー・ティムチェンコ氏や資産家兄弟、アルカジー とボリス・ロテンベルグ氏と関係ある企業が多い。ボルガ・グループは ティムチェンコ氏が経営権を握っており、インベストキャピタルバンク とSMPバンクはロテンベルグ兄弟が支配している。

原題:U.S. Sanctions Target 17 Russian Companies, Putin’s Allies (1)(抜粋)

--取材協力:Alex Nicholson、Torrey Clark、Henry Meyer、Vladimir Kuznetsov、Phil Mattingly.

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