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アリババIPOは中国経済の転換点-重工業からハイテク中心へ

中国の電子商取引会社アリババ・グ ループ・ホールディングは米国での新規株式公開(IPO)申請に向け た準備を進めている。この動きは中国経済の発展を端的に反映してい る。アリババの馬雲(ジャック・マ)会長のような経営者が掲げるハイ テク社会のビジョンが、かつて毛沢東が抱いた中国工業化の夢に取って 代わっている。

米国や韓国に対抗する世界的なハイテク大国を目指す中国は、転換 点を迎えている。華為技術や小米などの企業の台頭を受け、電子機器業 界は昨年初めて鉄鋼業界を抜き、売上高で首位となった。果物からフォ ークリフトに至るまであらゆる商品の売り手と買い手を結ぶ電子商取引 を行うアリババは、変革のシンボルとなる最新の事例だ。

政府の政策や消費者の需要を受け、中国は鉄鋼やセメントなど国家 主導の重工業から、需要・市場主導の電子機器やサービス産業に軸足を 移している。テクノロジーの進歩は、中国が経済成長を維持し生活水準 を改善する上で必要な賃金や雇用の増加や生産性向上を後押しする可能 性がある。

世界銀行のシニアエコノミスト、カーリス・スミッツ氏(北京在 勤)は、中国が「産業構造を調整していることを示しているため、これ は重要だ」と指摘した。

中国国家統計局によると、2013年の電子機器の売上高は7兆7000億 元(約125兆6000億円)と、鉄鋼製錬の7兆6000億元を上回った。12年 は電子機器の売上高は6兆9000億元と、鉄鋼の7兆元を下回っていた。

原題:Alibaba IPO Marks China Tipping Point as Tech Passes Smokestacks(抜粋)

--取材協力:Lulu Yilun Chen.

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