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中国建設銀:1-3月は1年ぶりの大幅増益、融資利ざや拡大

時価総額で中国2位の銀行、中国建 設銀行の1-3月(第1四半期)純利益は融資利ざや拡大に伴い、1年 ぶりの大幅増となった。

27日の上海証券取引所への届け出によると、純利益は前年同期 比10%増の658億元(約1兆750億円)。ブルームバーグ・ニュースがま とめたアナリスト8人の予想中央値は652億元だった。

2013年1-3月期以来で最大の増益率を示したことで、建設銀が景 気減速に伴うデフォルト(債務不履行)増加に足を取られるとの懸念が 薄らぐ可能性がある。中国では、年初に本土社債市場で初のデフォルト 事例が発生した。同行など中国4大銀行のバリュエーション(株価評 価)は過去最低に近い。

バリュー・インベストメント・プリンシパルズ(香港)のサンデ ィ・メータ最高経営責任者(CEO)は27日電子メールで、決算の結果 は「強気筋に自信を与え、弱気筋が好むものよりは良好だ」と指摘。中 国の銀行業界の「バリュエーションは配当利回りの高さや株価収益率 (PER)の低さなど主要な基準から見て、依然魅力的だ」との考えを 示した。

香港市場での建設銀株価は年初来で9.2%安と、下落率はハンセン 指数の4.7%を上回っている。同行のPERは現在4.7倍とハンセン指数 の10.3倍の半分足らずだ。

中国4大銀行のうち2行は先週、建設銀に先立って第1四半期決算 を発表。中国農業銀行中国銀行はいずれも14%の大幅増益となった。 4行中で最大手の中国工商銀行は29日に決算を発表する。

建設銀の発表資料によれば、融資の収益性を測る正味の利ざやは3 月末時点で2.81%。昨年末は2.74%だった。3月末現在の不良債権残高 は昨年末比6.4%増の908億元で、不良債権比率は0.99%から1.02%に悪 化した。

原題:Construction Bank Profit Grows Most in One Year on Loan Margin(抜粋)

--取材協力:Jun Luo.

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