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4月25日の米国マーケットサマリー:円が上昇、株は下落

ニューヨークの為替・株式・債 券・商品相場は次の通り。(表はNY午後4時現在)

為替         スポット価格 前営業日
ユーロ/ドル        1.3834   1.3831
ドル/円            102.15   102.32
ユーロ/円          141.31   141.51


株                 終値 (暫定値) 前営業日比 変化率
ダウ工業株30種       16,361.46     -140.19    -.8%
S&P500種           1,863.40     -15.21     -.8%
ナスダック総合指数    4,075.56     -72.78    -1.8%


債券          直近利回り 前営業日比
米国債2年物      .43%        -.01
米国債10年物     2.67%       -.01
米国債30年物     3.45%       -.01


商品 (中心限月)                     終値   前営業日比 変化率
COMEX金     (ドル/オンス)  1,300.80    +10.20    +.79%
原油先物         (ドル/バレル)  100.64     -1.30    -1.28%

◎NY外国為替市場

ニューヨーク外国為替市場では円が高い。対円では1週間ぶりの高 値を付けた。オバマ米大統領が対ロシアの追加制裁について欧州首脳と 協議したため、円への逃避需要が強まった。

ルーブルはロシア中央銀行の通貨バスケットに対して10日ぶりの低 水準に下落。格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)が ロシアのソブリン格付けを引き下げたことが嫌気された。ドルは週間で ユーロに対し下落。米連邦公開市場委員会(FOMC)は来週、定例会 合を開く。通貨ボラティリティ指数は2007年以来の低水準となった。

チャプデレーン(ニューヨーク)の為替責任者、ダグラス・ボース ウィック氏は電話インタビューで、「ロシアと同国企業の格下げは今後 もあるだろう」と予想。「地政学的な緊張を背景に対円でドルが売られ ている」と述べた。

ニューヨーク時間午後2時49分現在、円は対ドルで前日比0.2%高 の1ドル=102円13銭。一時は101円96銭と、17日以来の高値を付けた。 週間では0.3%高。対ユーロでは前日比0.1%上昇の1ユーロ=141円34 銭。ドルは対ユーロで0.1%安の1ユーロ=1.3839ドル。週間では0.2% 下げた。

◎米国株式市場

米株式相場は下落。株価のバリュエーションを正当化するには業績 の伸びが十分ではないとの懸念を背景に、ナスダック総合指数は2週間 ぶりの大幅安となった。

アマゾン・ドット・コムは9.9%安。4-6月(第2四半期)には 営業損失を計上するとの見通しを示した。ブロードコムを中心にテクノ ロジー株が安い。ビザは5%下落。同社の四半期収入は市場予想に届か なかった。フォード・モーターは3.3%安。利益がアナリスト予想を下 回った。

ニューヨーク時間午後4時過ぎの暫定値では、S&P500種株価指 数は前日比0.8%安の1863.40。ダウ工業株30種平均は140.19ドル (0.9%)下落の16361.46ドル。小型株で構成するラッセル2000指数 は1.9%値下がり。

フロスト・インベストメント・アドバイザーズ(サンアントニオ) のトム・ストリングフェロー社長兼最高投資責任者(CIO)は電話イ ンタビューで、「テクノロジー大手の一部決算が大きなサプライズとな ったが、不安の壁を打ち崩すには十分でなかった」と指摘。「ロシア軍 がウクライナとの国境に集結しており、欧州で事業を展開するあらゆる 企業に対して神経質になる環境だ。相場上昇の日があまりにも多いこと に敏感になってきている。いずれ下落するのは避けられない」と述べ た。

◎米国債市場

25日の米国債は上昇。30年債利回りは9カ月ぶり低水準をつけた。 ロシアとウクライナの対立を背景に投資家は米国債に安全性を求めた。

10年債利回りは5日連続で低下。オバマ米大統領と欧州主要国首脳 は対ロシア追加制裁について協議した。ケリー米国務長官は、ロシアが ウクライナの緊張緩和に費やせる時間は少なくなりつつあると警告し た。30年債の年初からのリターンは10%を超えた。これは少なくとも過 去25年間で最高の滑り出しとなっている。

RWプレスプリッチの政府債取引担当マネジングディレクター、ラ リー・ミルスタイン氏(ニューヨーク在勤)は、「地政学的レベルで状 況が過熱している。ウクライナ情勢をめぐる緊張の高まりが米国債相場 を押し上げている」と述べ、「素晴らしい内容の統計は発表されておら ず、投資家が政治問題の行方を見守る中で利回りは低水準で推移してい る」と続けた。

ブルームバーグ・ボンド・トレーダーによると、ニューヨーク時間 午後3時19分現在、30年債利回りは前日比1ベーシスポイント(bp、 1bp=0.01%)低下の3.45%。利回りは一時、昨年7月3日以来の低 水準をつけた。

◎NY金先物市場

ニューヨーク金先物相場は3日続伸した。ウクライナをめぐる緊張 が再燃する中、金を見直す動きが広がった。

ロジック・アドバイザーズのパートナー、ビル・オニール氏は電話 インタビューで、「こうした状況をめぐり市場は非常に神経質になっ た」と指摘。「最近建てたショートポジションを解消する動きが見られ る」と述べた。

ニューヨーク商業取引所(NYMEX)COMEX部門の金先物6 月限は前日比0.8%高の1オンス=1300.80ドルで終了した。

◎NY原油先物市場

ニューヨーク原油相場は反落。米株式相場の下落と原油在庫の増加 を背景に、2週間ぶりの安値で引けた。

IAFアドバイザーズ(ヒューストン)の商品調査ディレクター、 カイル・クーパー氏は電話取材に対し、「現物市場にも需給ファンダメ ンタルにも強材料は見当たらない」と指摘。「株価は下げている。石油 市場は短期的なマネーの流れに左右される。恐らく100ドルを試すだろ う」と述べた。

ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・イ ンターミディエート(WTI)先物6月限は前日比1.34ドル(1.31%) 安の1バレル=100.60ドルで終了した。終値ベースで7日以来の安値。

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