コンテンツにスキップする

ロシア中銀:金利7.5%に引き上げ、予想外-ウクライナが影響

ロシア中央銀行は25日、政策金利を 大半の予想に反して引き上げた。ウクライナをめぐる緊張の高まりと追 加制裁の脅威がロシア経済を圧迫し通貨ルーブルが下落しており、イン フレリスクの高まりに対応するため利上げに踏み切った。

中銀はウェブサイトで、1週間物入札レポ金利を7.5%とし、従来 の7%から引き上げたと発表。ブルームバーグがエコノミスト23人を対 象に実施した調査では22人が金利据え置きを予想、1人だけ8%への利 上げを見込んでいた。

ウクライナをめぐる緊張のほか、クリミア編入もあってロシアの米 欧との対立はソ連崩壊後で最悪となっている。ロシア経済はリセッショ ン(景気後退)の瀬戸際にあるほか、ルーブル安を受けてインフレ率は 中銀目標を1年7カ月で上回っており、当局者は対応に苦慮している。

ルーブルの対ドル相場は年初来で8.4%下落。ブルームバーグが集 計する24の新興国通貨中、アルゼンチン・ペソに次いで2番目に悪いパ フォーマンスとなっている。

米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)はこの 日、ロシアのソブリン格付けを投資適格級としては最低の「BBB-」 に引き下げた。ウクライナとの地政学的緊張がさらなる資本流出を招 き、「既に弱まりつつある成長見通しが一段と悪化する可能性がある」 と指摘している。

3月のロシア消費者物価指数は前年同月比6.9%上昇と、インフレ 率が2月の6.2%を上回った。ナビウリナ中銀総裁は先月27日、今年の インフレ率が5-6%になるとの見通しを示した。中銀は今年の目標を 5%に設定している。

原題:Russia Unexpectedly Raises Key Rate as Ukraine Weighs on Ruble(抜粋)

--取材協力:Zoya Shilova.

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE