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ドコモ:インド携帯会社の保有株売却方針-自己株買い5000億円

NTTドコモはインドの携帯電話会 社、タタ・テレサービシズ(TTSL)の保有株式26.5%を売却するこ とを決めた。

ドコモの25日の発表資料によると、TTSLが2014年3月期に業績 指標を達成できなかった場合、ドコモは保有する全てのTTSL株式を 売却し、買い手の仲介をタタ・グループに要求できる権利があり、6月 に行使する。また、自己株買いを5000億円を上限に実施する。上限は発 行済み株式数の7.72%。

ドコモは2009年、インド市場の成長性を取り込むために、株式取得 によりインド市場に参入。技術やサービスを移行することで業績改善を 試みたが、競争激化や通信行政の混乱もあり、撤退を余儀なくされた。 これまでの株式取得にかかった費用は2667億円。

加藤薫社長は記者会見で、取得価格の50%にあたる約1254億円で売 却できるオプションを行使する見込みと説明。ただインドの法制度など との関連で、取引が実現できないリスクがあると述べた。TTSL売却 に伴う損失や営業利益目標未達の責任を取り、取締役と執行役員の賞与 を減額する。

ドコモの今期(15年3月期)の純利益予想は4800億円となり、ブル ームバーグ・データがまとめたアナリスト17人の予想平均5275億円を下 回った。営業利益予想は7500億円、売上高予想は4兆5900億円。14年3 月期の純利益は4647億円で、市場予想の5127億円を下回った。

SMBC日興証券の菊池悟アナリストは、「タタへの投資が過去の 投資の中で一番大きな問題」だったと指摘した。その上で、タタの問題 も含め今回の発表はドコモが実態を直視したものという見方を示した。

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