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米国務長官:ロシアにジュネーブ合意順守求め警告-声明

ケリー米国務長官はウクライナの緊 張緩和を目指すジュネーブ合意について、ロシアの合意順守は時間切れ になりつつあると警告した。ロシアはウクライナとの国境付近で新たな 軍事演習を開始している。

ワシントンの国務省で同長官は、ロシアは「暴徒の力と銃身」を使 って自らの意思をウクライナに押し付けようとしていると非難。1週間 前のジュネーブ合意にロシアは従っておらず、今後も協調を欠けば良く ない結果を招くだろうと述べた。

ケリー長官は「ロシアがこのまま突き進めば、重大な過ちとなるだ けでなく、大きな代償を払うことになろう」と発言した。オバマ米大統 領はこの日先に、ロシアが騒乱を煽るのをやめなければ、米国と同盟国 は追加制裁の用意があると言明していた。

同会見の数時間前には、ロシアのプーチン大統領がウクライナ政府 に対し、5人の死者が出た分離派への攻撃を取りやめるよう警告した。

ウクライナ内務省は、ドネツク州スラビャンスクでの親ロシアの分 離派との戦闘で、同省と軍が3つの検問所を撤去したとウェブサイトで 明らかにした。インタファクス通信がショイグ露国防相の発言として伝 えたところによると、ロシアの直近の軍事演習はウクライナ東部の情勢 に対応したもので、国境付近の戦闘機が参加している。

プーチン大統領はこの日、サンクトペテルブルクで「ウクライナ政 権が自国内で国民に対し軍を差し向けたというのが事実であれば、これ は自国に対する重大な犯罪だ」とし、「そのような決定をした者には、 ロシアとウクライナの関係悪化などの結果がもたらされるだろう。ロシ アは状況の展開を見守り、現地の実情に基づいて結論を出す」と述べ た。

一方、ケリー長官は会見で、米情報当局は5月25日のウクライナ大 統領選挙を前にロシアの工作員がウクライナ東部での暴力扇動に関与し ていることを確認したと発言。「これは、目に余る外部からの脅しを通 じて民主的なプロセスの妨害を図る明白な取り組みだ」と指摘。ロシア 経済は通貨ルーブル相場の下支えの必要性と資本流出により既に打撃を 受けていると付け加えた。

原題:Kerry Warns Putin to Honor Ukraine Deal as Russian Troops Drill(抜粋)

--取材協力:Kateryna Choursina、Daria Marchak、Henry Meyer、Volodymyr Verbyany、Sandrine Rastello、Stepan Kravchenko、Elena Mazneva、Helene Fouquet、Olga Tanas、Aliaksandr Kudrytski、Margaret Talev、Phil Mattingly、Anna Andrianova、Scott Rose、Peter Laca、Indira A.R. Lakshmanan、Tony Capaccio、Nicole Gaouette.

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