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マイクロソフト:1-3月利益は予想上回る-クラウド事業強化

米マイクロソフトの1-3月(第3 四半期)利益はアナリストの予想を上回った。サティア・ナデラ最高経 営責任者(CEO)の下、クラウドコンピューティング事業への取り組 み強化が奏功した。

24日の発表資料によると、純利益は56億6000万ドル(約5800億円、 1株当たり68セント)、売上高は204億ドルとなった。ブルームバーグ がまとめたアナリストの予想平均は、1株利益63セント、売上高204億 ドルだった。

2カ月前に就任したナデラCEOはインターネットを介したソフト ウエアの販売や機器販売に軸足をシフトしている。事務用統合ソフト 「Office(オフィス)」やクラウドサービスの「Azure(ア ジュール)」などのウェブベースのツールは売り上げを伸ばしており、 パソコン(PC)需要が縮小する中でタブレットや携帯電話分野で地歩 を得ていないマイクロソフトの業績を下支えしている。

FBRキャピタル・マーケッツのアナリスト、ダニエル・アイブス 氏は「クラウドが引き続き強い大黒柱だ」と述べ、「PC市場は好調で はないが、さほど悪くはなくなった」と語った。

マイクロソフトの株価は決算発表後の時間外取引で一時3%上昇 し41.06ドルを付けた。通常取引終値は前日比0.4%高の39.86ドル。

クラウド伸びる

同社によると、オフィスのクラウド版サービス「オフィス365」と アジュールの売上高はいずれも2倍強に拡大した。

エイミー・フード最高財務責任者(CFO)は利益が予想を上回っ た要因について、クラウドサービスの運営やマーケティングでの経費節 減を挙げ、「継続的な取り組みだ」と説明した。クラウド製品を中心と した部門の粗利益率は80%上昇。同CFOによると、消費者向けのオフ ィス365は1-3月期に100万人の利用者を獲得した。

マイクロソフトは、米アップルとグーグルが優位にある携帯端末市 場で同社の基本ソフト(OS)「ウィンドウズ」搭載機器の需要をつか むため、携帯電話や小型タブレット向けのOS価格を無料としている。 マイクロソフトはノキアの携帯電話機・サービス事業の買収を通じて自 社のスマートフォン事業をてこ入れする方針。

家庭用ゲーム機「Xbox(エックスボックス)」やタブレット 「サーフェス」を含むデバイス・コンシューマーハードウエア部門の1 -3月売上高は19億7000万ドルに増加した。ブルームバーグ・ファース ト・ワードが集計したアナリスト予想平均は19億5000万ドルだった。1 -3月期のXboxの販売台数は200万台で、うち新型機「XboxO ne(エックスボックスワン)」は120万台だった。

4-6月期見通し

PCメーカー向けウィンドウズ販売を含むデバイス・コンシューマ ーライセンシング部門の売上高は43億8000万ドルに増加し、アナリスト 予想平均の42億ドルを上回った。

コマーシャル・ライセンシング部門では、サーバー用プログラムや 法人向けウィンドウズ、オフィスなどのソフト収入が103億ドルに増加 した。アナリスト予想平均は105億ドルだった。

複数年契約からの売り上げとして将来認識される前受け収入は195 億ドルで、ブルームバーグが集計したアナリスト予想平均の186億ドル を上回った。

フードCFOの電話会議での説明によれば、4-6月(第4四半 期)のデバイス・コンシューマーハードウエア部門の売上高は13億-15 億ドルになる見通し。デバイス・コンシューマーライセンシング部門の 売上高は41億-43億ドルなる見込み。4-6月の業績見通しはノキアの 事業買収の効果を反映していない。一方、コマーシャル部門全体の4- 6月売上高は131億-133億ドルとなる見通し。

原題:Microsoft CEO Nadella Posts Cloud Gains in Third Quarter (2)(抜粋)

--取材協力:Beth Mellor.

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