アジア・太平洋株式サマリー:香港株が上昇、上海指数は下げる

アジア・オセアニア各株式市場の動 きは以下の通り。

【香港株式市況】

香港株式相場は上昇。ハンセン中国企業株(H株)指数が3日ぶり に反発した。携帯電話サービス銘柄が買いを集めた。

チャイナ・テレコム(中国電信、728 HK)は4%高。5月に第4世 代(4G)携帯端末を発表するとの観測が背景。家電小売りの国美電器 (493 HK)は4.9%上昇し、2年ぶりの高値。1-3月(第1四半期) の利益が3倍余りになったもようだと発表した。電力供給を手掛ける電 能実業(6 HK)は3.1%下げた。

H株指数は前日比0.4%高の9940.63で終了。ハンセン指数は53.16 ポイント(0.2%)高の22562.80。

アリアンツ・グローバル・インベスターズのアジア太平洋地域部門 のレイモンド・チャン最高投資責任者(CIO)は「中国経済の伸びは 鈍化するだろうが、ハードランディングとはならない」と予想。「相場 の下げはかなり限定されるはずだ。市場は既に非常に多くの悪材料を織 り込んできた」と述べた。

【中国株式市況】

中国株式相場は下落。上海総合指数が3週間ぶりの安値で引けた。 新規株式公開(IPO)の再開で投資資金が流出するとの懸念から、テ クノロジー株や小型株が売られた。

創業板(チャイネクスト)指数の構成銘柄であるソーラーパネル生 産の東方日昇新能源(300118 CH)は3.7%安。三安光電(600703 CH) と華蘭生物工程(002007 CH)が共に1.1%安となるなど、テクノロジー 株と医薬品株が軟調だった。

一方で中国3位の不動産開発会社、金地集団(600383 CH)は10% 高。同社への出資比率を安邦人寿保険が引き上げたことが好感された。 同業大手も上昇。万科企業(000002 CH)は2.4%高、保利房地産集団 (600048 CH)が2.7%高。

上海証券取引所の人民元建てA株と外貨建てB株の両方に連動する 上海総合指数は前日比10.35ポイント(0.5%)安の2057.03。創業板指 数は0.5%安。上海、深圳両証取のA株に連動しているCSI300指数 は0.2%下げ2190.47。

浙商証券の王偉俊ストラテジスト(上海在勤)は、「IPO再開は 相場に多大な影響を及ぼすだろう」と指摘。「現在の目論見書の公開ペ ースから判断すると、IPOはかなり速いペースで実施され、流動性の 面で相場を大きく圧迫することが見込まれる」と述べた。

【インド株式市況】

24日のインド株式市場は、総選挙のムンバイ投票日のため休場。取 引は25日に再開される。

【オーストラリア株式市況】

S&P/ASX200指数は前日比13.24ポイント(0.2%)高 の5531.00。

【韓国株式市況】

韓国総合株価指数は前日比2.03ポイント(0.1%)安の1998.34。

【台湾株式市況】

加権指数は前日比11.47ポイント(0.1%)安の8945.45。