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干ばつ被害のブラジルのコーヒー農家、エルニーニョ現象懸念

世界最大の産地であるブラジルが干 ばつに見舞われたため、アラビカ種コーヒー生豆は今年、商品市場で最 大の上昇率を示している。今度は降雨が予想されており、再び生産に被 害が及ぶ恐れがある。

ブローカーのマレックス・スペクトロンによれば、前例のない3カ 月間ほとんど降雨のない状態が続き、コーヒー生豆の収穫高見通しは悪 化。5年ぶりの世界的な供給不足が示唆されている。生豆の大部分が5 月から7月にかけて収穫されるが、予報会社ソマール・メテオロジカは エルニーニョ現象の影響でブラジルでは十分な降雨が予想され被害が拡 大するとみている。

ミナスジェライス州で400エーカーの農地を運営するウゴ・ビラス ボアスさん(64)は乾燥天候により収穫が最大30%落ち込むと予想して いる。年の中盤に降雨があると収穫が「さらに減少する」との見通しを 示す。

ニューヨーク市場のアラビカ種コーヒー生豆相場は今年に入ってほ ぼ2倍に高騰し、2年2カ月ぶりの高値に達している。ブルームバーグ がアナリスト19人を対象に実施した調査によると、相場は12月末までに さらに19%上昇し、1ポンド当たり2.54ドルになると予想されている。 相場上昇はスイスのネスレなどの実需業者のコスト増につながる可能性 がある。

原題:Coffee’s Prayers for Rain Met With Threat of Deluge: Commodities(抜粋)

--取材協力:Morgane Lapeyre.

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