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【M&A潮流】HTC:非上場化でデルに続けば道は開けるか

台湾の宏達国際電子(HTC)のス マートフォン事業を再建し、トップメーカーの一角に押し上げる最善の 方法は、米デルのように株式を非公開化することかもしれない。

HTCは米アップルや韓国サムスン電子の後じんを拝し、今月発表 した1-3月(第1四半期)決算は10四半期連続の減収だった。非公開 化すれば、より積極的な販売促進策や低価格端末へのシフトを通じて競 争力の回復を図れるかもしれないと、ドイツ銀行は見ている。

HTCの株価は過去3年で87%下落。ブルームバーグ・データによ ると、同社のバリュエーション(株価評価)は同業他社の中央値を65% 下回っている。一方、昨年末時点で約18億ドル(約1840億円)の現金を 保有しており、再建資金の足しにはなる。

元大証券(台北)のアナリスト、デニス・チャン氏は「デルのよう になれば、四半期業績にとらわれず長期再建を進められる」と指摘。私 が株主ならば、デル創業者のマイケル・デル最高経営責任者(CEO) らが実施したような自社買収提案があれば受け入れると語った。

かつて世界最大のパソコンメーカーだったデルは昨年、249億ドル 規模の自社買収を通じて非上場化。株価動向を気にせずに再建を進めて いる。HTCも米国でのスマホシェアが1四半期に限ってアップルやサ ムスンを追い抜いた2011年の収益は過去最高となったが、その後は低迷 を続けている。

原題:HTC Following Dell Model Would Offer Path for Revival: Real M&A(抜粋)

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