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元ゴールドマンのソーントン氏がまとめ役、巨大産金企業誕生か

産金大手、カナダのバリック・ゴー ルドのピーター・ムンク会長の引退を控え、同会長が選んだ後継者のジ ョン・ソーントン共同会長はバリックと米ニューモント・マイニングの 合併を模索している。米ゴールドマン・サックス・グループのバンカー だった同氏は世界の2大産金会社の統合を目指す。

バリックとニューモントの合併交渉は細部で意見が一致せず、先週 決裂した。ただ、合併協議を再開する可能性は残されていると事情に詳 しい関係者2人が19日に述べている。

交渉ではソーントン氏が統合会社の執行会長となり、ニューモント のゲーリー・ゴールドバーグ最高経営責任者(CEO)がCEOとなる 案が検討されていたと、関係者らが述べた。バリックのジェイミー・ソ カルスキーCEOは合併会社からスピンオフされたより小規模の産金会 社のトップとなるはずだったという。

この案が合意されれば、約2年前にバリックの取締役会に加わるま で業界経験のなかったソーントン氏が、統合会社の最上級幹部に就くこ とになる。同氏は来週の株主総会で、創業者のムンク会長(86)の後継 者としてバリック会長に就任することになっている。

ニューモント買収に成功すれば、バリックは金以外の商品も含めさ らなる買収を進める可能性が出てくる。スプラング・インベストメン ト・マネジメントのマイケル・スプラング社長は、「事業面で成功する かどうかは別にして、この買収案件をまとめるスキルのある人間は明ら かにリーダーシップがある」と話している。

ソーントン氏は2003年までゴールドマンに23年在籍。12年にバリッ クの社外取締役として加わり、同年6月に共同会長となった。

原題:Ex-Goldman Banker Thornton Emerges as Barrick Gold Dealmaker (2)(抜粋)

--取材協力:David Welch、Matthew Campbell.

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