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米各都市に広がる労働力不足-「売り手市場」で08年来の逼迫

米テキサス州オースティンにある従 業員48人の建設会社サブレ・コマーシャルは今年、事業推進調整担当 者10-15人を雇うために報酬を10%増やし、確定拠出年金「401(k)」 を導入した。

同社を共同で設立したジョン・シリアー社長は労働市場に触れ、 「売り手市場だ。オースティンやテキサス中部で労働力が不足するのは 確実だ。状況は悪くなる一方だ」と話す。

テキサスをはじめバージニアやネブラスカといった全米各州の企業 は、都市部の失業率が5.2-5.6%に低下する中での人材確保に苦しんで いる。こうした失業率は全米的に見れば米連邦準備制度が完全雇用と見 なす水準だ。人材獲得競争は、賃上げや福利厚生の拡充、他の地域から の引き抜きにつながっている。

ムーディーズ・アナリティクスのチーフエコノミスト、マーク・ザ ンディ氏は、「労働力不足のスポットがある」と指摘。恐らく「今後1 年で広がるだろう。労働市場の改善が着実に進むためだ」と述べた。

労働省のデータによれば、オースティン地区は2月の失業率 が4.8%となった。都市部372地区のうち13%に当たる49地区で2月の失 業率が5%を下回った。これは2月としては2008年以来の多さだ。労働 市場の最悪期だった4年前は、5%を下回るのは2都市のみだった。

原題:Tightest Job Market Since 2008 in U.S. Cities Prompts Higher Pay(抜粋)

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