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NATOが発足時の使命回帰、対ロシア防衛強化-哨戒増やす

北大西洋条約機構(NATO)は東 欧の加盟国の防衛を強化した。ロシアのプーチン大統領がウクライナを 脅かす中で、1949年発足時のソ連(当時)の脅威に対抗する共同防衛組 織としての使命に回帰した。

NATOは緊急作戦計画をアップグレードするとともに東欧での軍 事演習の回数を増やし、空と海での哨戒を強化する。ラスムセン事務総 長が記者団に述べた。

同事務総長はブリュッセルでの16日のNATO加盟国会合後に記者 団に、「上空での飛行回数を増やし海上の艦船数も増やす。陸上では即 応能力を高める」と述べた。加盟28カ国はこの増強計画を承認した。

ウクライナのヤツェニュク首相が欧州に新たなベルリンの壁が築か れようとしていると警告する中、NATOは冷戦時代の戦略を再び取り 出してきた。目的は加盟国の領土を守ることであり、ロシア領内への拡 大ではないとNATOは強調した。

NATOは東欧に恒久的な基地を置くところまでは踏み込まなかっ た。ドイツはこの案に懸念を示した。代わりに、東欧での訓練を強化し 軍事演習を増やすことを決めたと、ラスムセン事務総長は述べた。作戦 の具体的な詳細や追加配備する兵力、航空機、艦船数は明らかにしな い。

ラスムセン事務総長によれば、東欧諸国に追加配備するのは即戦部 隊ではなく軍事「要員」。同事務総長はさらなる配備強化を排除せず、 この日決定した措置は「直ちに実践できるものだが、その後に追加の作 業がある」と述べた。

原題:NATO Bolsters Defenses Against Russia With Air, Sea Patrols (1)(抜粋)

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