コンテンツにスキップする

中国アリババ:米IPO手数料は香港式の成果次第-関係者

中国最大の電子商取引運営会社アリ ババ・グループ・ホールディングは米国の新規株式公開(IPO)に伴 う手数料の約3分の1をインセンティブ・ボーナス形式で支払うことを 計画している。引受業者からより良い成果を引き出すことが目的。事情 に詳しい複数の関係者が明らかにした。

関係者の2人が非公開情報として匿名で語ったところでは、アリバ バはIPO総額の最低1.1%を手数料として引受業者に支払う方針。ア リババ株の評価額を基にしたIPO規模は最大180億ドル(約1兆8400 億円)とみられているため、手数料総額は約2億ドルに達する可能性が ある。

引受業者へのインセンティブ・ボーナスは香港市場特有の形式。米 国では手数料の大半が主幹事の1、2社に支払われ、配分の内訳は前も って合意するのが通例だ。ノートルダム大学のティム・ローラン教授 (金融学)は「アリババのように強力な企業は交渉を主導する立場にあ るため米国式にとらわれないで済む。米国での大半のIPOでは逆に、 銀行側に主導権がある」と指摘した。

関係者の1人によると、アリババ経営陣はIPO成功に携わった引 受業者全てに成果に応じたインセンティブを配分する方針。別の関係者 2人によると、上場先は未定のままだが、先週までにニューヨーク証券 取引所とナスダック市場の双方から提案を受け付けた。

関係者によると、主要な幹事を務めるクレディ・スイス・グルー プ、ドイツ銀行、ゴールドマン・サックス・グループ、JPモルガン・ チェース、モルガン・スタンレーの5社にインセンティブ・ボーナスの 大半が配分される見込みだが、シティグループなど他行も引き受けに加 わる可能性がある。

アリババと各行、ニューヨークの両取引所の広報担当者はIPOに 関するコメントを控えた。

原題:Alibaba Said to Plan Hong Kong-Style Fee as Carrot for Banks (1) (抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE