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インテル4-6月売上高見通し、一部アナリストの予想上回る

世界最大の半導体メーカー、米イン テルの4-6月(第2四半期)売上高見通しは一部のアナリストの予想 を上回る数字となった。企業からの受注が上向いていることが、パソコ ン(PC)市場の安定化に寄与している。

15日の発表資料によると、売上高は130億ドル(約1兆3200億円) の上下5億ドルとなる見通し。粗利益率は約63%を見込んでいる。ブル ームバーグがまとめたデータによると、アナリストの予想平均は売上高 が129億6000万ドル、粗利益率は59.8%だった。

インテルの半導体製品は世界のPCの8割強の中核部品として使用 されている。マイクロソフトによる基本ソフト(OS)「ウィンドウズ XP」のサポート打ち切りを受けて企業はPCのアップグレードに動い ており、それがインテルの業績に追い風となっている。MKMパートナ ーズのアナリスト、イアン・イング氏は、XPのサポート終了をきっか けに企業が自社コンピューターネットワークを見直し、比較的古い機器 を全般的に入れ替える可能性があると指摘する。

15日の米株式市場の時間外取引では、インテルの株価は一時27.85 ドルに上昇。通常取引終値は0.8%高の26.77ドル。年初来では3.1% 高。

インテルによると、1-3月(第1四半期)の純利益は19億5000万 ドル(1株当たり38セント)と、前年同期の20億5000万ドル(同40セン ト)から4.8%減少した。売上高は前年同期比1.5%増加し128億ドル。 アナリストは1株利益を37セント、売上高を128億ドルと予想してい た。

1-3月期の粗利益率は59.7%となり、56.1%から改善。同社は通 期の粗利益率について、従来予想を1ポイント上回る約61%との見通し を示した。

PC市場

ステーシー・スミス最高財務責任者(CFO)は、ウィンドウズ XPのサポート終了を理由としたPC市場の改善は部分的にすぎないと 指摘。コンピューターの平均使用年数が延びる中で、消費者や企業は新 製品を購入したいという気持ちになりつつあり、「市場にやや落ち着き が見られる」と述べた。

調査会社IDCの先週の発表によると、1-3月期のPC出荷台数 は前年同期比4.4%減の7340万台。PC市場は今年、縮小基調が続いて いるものの、ウィンドウズXPのサポート終了を背景に、先進国の法人 需要が新興国の個人向け販売の不振を補完したとIDCは分析した。

米クアルコムが売上高で6割強のシェアを持つ携帯電話向け半導体 市場に参入を図っているインテルは今回初めて、関連部門の業績を開示 した。タブレットや携帯電話向けの半導体などを手掛ける部門の売上高 は1億5600万ドルで、前年同期の4億400万ドルから減少。営業損失は 9億2900万ドルに拡大した。

PC用半導体部門の売上高が79億4000万ドルに減少する一方、サー バー用半導体部門の売上高は31億ドルに増えた。

原題:Intel Predicts Sales That May Top Estimates on Corporate PCs (2)(抜粋)

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