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イタリア国債が上昇、インフレ債発行控え-ドイツ債も上げる

15日の欧州債市場ではイタリア国債 が上昇し、10年物利回りが過去最低を記録した。同国景気の改善に伴 い、インフレ連動債に対する需要が同国投資家のみならず海外ファンド からも強まるとの観測が広がった。

ドイツ国債も上昇し、指標の10年物利回りは昨年5月以来の低水準 となった。ウクライナをめぐる緊張の高まりで域内で最も安全とされる ドイツ国債の需要が強まった。オーストリアとオランダ、フランスの国 債も買われた。16日発表される3月のユーロ圏インフレ率改定値は4年 ぶり低水準をあらためて示すとみられ、欧州中央銀行(ECB)による 量的緩和拡大の可能性が残る。

ロイヤル・バンク・オブ・カナダ(RBC)の欧州金利戦略責任 者、ピーター・シャフリク氏(ロンドン在勤)は、個人投資家向けイタ リア国債の発行について「これまで常に順調だったの一言に尽きる」と し、「利回りが低くて世界的に投資水準が依然として非常に低い環境下 では、利回りに妙味がある市場に入っていくのは本当に魅力的で、そう した市場の一つがイタリアだ」と語った。

ロンドン時間午後4時55分現在、イタリア10年債利回りは7ベーシ スポイント(bp、1bp=0.01%)低下の3.11%。一時は3.104%ま で下げ、ブルームバーグが1993年にデータ集計を開始して以来の最低と なった。同国債(表面利率4.5%、2024年3月償還)価格は0.575上 げ111.955。

イタリアのインフレ連動債の販売は17日まで行われる。発行は2段 階に分かれ、初回分は個人投資家向けとなっている。

ドイツ10年債利回りは5bp下げ1.47%。これは昨年5月31日以来 の低水準。同年限のオーストリア国債利回りは6bp低下の1.70%、フ ランス国債利回りは7bp下げて1.95%となった。

原題:Italian Bonds Gain Amid Sale Demand; Bunds Advance on Ukraine(抜粋)

--取材協力:Chiara Vasarri、Flavia Rotondi、Lorenzo Totaro.

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