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ウクライナ:分離派の排除に本腰、ロシア特殊部隊の存在確認

ウクライナは東部ドネツク州の都市 で庁舎などを占拠している反政府武装勢力に対し、本格的な強制排除に 乗り出した。ウクライナ政府は反政府勢力の中にロシアの特殊部隊が含 まれていることが確認されたとしている。

ロシアのテレビ局によると、ウクライナ軍はクラマトルスクの空港 を奪還、その際に武装勢力の4-11人が死亡、2人が負傷した。ウクラ イナ軍は装甲兵員輸送軍を配備し、スラビャンスクへの道路を全て封鎖 していると、ロシア通信(RIA)が親ロシア勢力の一員を引用して報 じた。

ウクライナのヤレマ第1副首相はチャンネル5で、ロシア空挺軍の 部隊が両方の都市で目撃されたと述べた。

ウクライナ政府は親ロシア勢力がドネツク州の州都などで行政府の 建物を占拠したことを受け作戦を開始した。反政府勢力との戦いはロシ アとの緊張を高める恐れがある。北大西洋条約機構(NATO)によれ ば、ロシアは約4万人の兵力をウクライナとの国境沿いに集結させてい る。

ウクライナのトゥルチノフ大統領代行はウェブサイトに掲載した声 明で「これらの行動の目的は国民の保護だ」とし、「ロシアの特殊部隊 およびテロリストの存在に加え、何十万もの罪のないウクライナ国民が ロシアのプロパガンダにだまされている。このため、必要な反テロ作戦 は慎重かつ責任あるやり方で進めていく」と説明した。

ロシアのメドベージェフ首相は15日フェイスブックで、「ウクライ ナでまた血が流された。内戦が勃発しかねない空気がある」と警告し た。

ワシントンではオバマ政権がウクライナに対して何らかの軍事支援 を提供する可能性に含みを持たせた。ホワイトハウスのカーニー報道官 は米国がウクライナ軍を支援するため、防弾服や暗視ゴーグルといった 軍事品の提供を検討しているかと問われ、武器を含む殺傷能力を持つ軍 事品の支援については「今のところは検討していない」とし、米国にと っての「中心課題」はウクライナの経済支援だと述べた。

--取材協力:Kasia Klimasinska、Daryna Krasnolutska、Ilya Arkhipov、Stepan Kravchenko、Tony Capaccio、Larry Liebert、Kitty Donaldson、Joe Sobczyk、Volodymyr Verbyany.

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