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投資銀行モーリスのIPO、集めた資金の80%はパートナーらへ

ケネス・モーリス氏は7年前に設立 した投資銀行モーリスの新規株式公開(IPO)を準備している。

ウォール街のベテランでハインツやNYSEユーロネクストに身売 り時をアドバイスしてきた同氏は自身の会社について今がIPOの潮時 だと判断。企業価値を最大15億8000万ドル(約1610億円)とする価格で の株式公開を目指している。一方で経営権は保持する。

目論見書によると、IPOで投資家から集めた資金の80%はモーリ ス氏(55)とパートナーたちの懐に入る。シカ・ウェルス・マネジメン トのジェフ・シカ社長はモーリスのIPOについて、同社の成長を支え るためではなく、創業パートナーらへのご褒美だとコメントした。

モーリスのIPOの仮条件は同業のエバーコア・パートナーズとグ リーンヒルに比べ割安な水準に設定されたが、ここ10営業日で両社の株 価が急落し、割安感はなくなった。

シカ氏は「このIPOは現金化という意味合いのものだ」と指摘。 モーリスなどの投資銀行の業績は「環境次第。資本を増やしても事業モ デルがより効果的になるわけではない」と解説した。

原題:Moelis IPO Offers Founders Riches as Investment Bank Shares Fall(抜粋)

--取材協力:Zeke Faux.

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