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PIMCO一転ブラジル債に強気-グロース氏の嘆きから3カ月

世界最大の債券ファンドを運用する 米パシフィック・インベストメント・マネジメント(PIMCO)が、 ブラジル債券市場に対して強気姿勢に転じつつある。同社は中南米最大 の経済規模を持つブラジルの「長期的な強さ」を投資家は考慮していな いと指摘している。

PIMCOのマーク・キーセル副最高投資責任者(CIO)は同社 ウェブサイトに掲載したリポートで、ブラジル債のインフレ調整後の利 回りは世界で最も高い部類に属すると分析した。同氏はモハメド・エラ リアン氏が共同CIOを辞任した後の幹部刷新で、1月に副CIOに昇 格したメンバーの1人。

キーセル氏はリポートで、「グローバル・クレジット・チームはブ ラジルに対してより強気な見方を取っている。過去数年と比べると大き な変化だ」と説明。「これまではセンチメントがあまりに悲観的だった ために市場が過剰反応していた公算が大きい。相対的価値が魅力的にな ったことを考えると、落ち込んだレベルから回復する可能性がある」と の見方を示した。

PIMCOの共同創業者であるビル・グロースCIOは3カ月前に ブラジルについて、拡張的な財政政策によって債務負担増が加速する懸 念が広がる中で、もはや同社が選好する新興市場ではなくなったとの認 識を表明していた。同社は昨年、ブラジル債の動きを読み違えて打撃を 被った。

同社のウェブサイトによると、「PIMCOエマージング・マーケ ット・ボンド・ファンド」の運用資産(59億ドル=約6010億円)全体に に占めるブラジル関連資産の割合は3月末時点で25%と、ロシアに次ぐ 大きさとなっている。

原題:Pimco Turning Bullish on Brazil’s Bonds as Strength Overlooked(抜粋)

--取材協力:Alexis Leondis.

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