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4月14日の米国マーケットサマリー:株価反発、米国債は下落

ニューヨークの為替・株式・債 券・商品相場は次の通り。 (表はNY午後4時現在)

為替         スポット価格 前営業日
ユーロ/ドル        1.3818   1.3885
ドル/円            101.79   101.62
ユーロ/円          140.65   141.13


株                 終値 (暫定値) 前営業日比 変化率
ダウ工業株30種       16,173.24     +146.49    +.9%
S&P500種           1,830.61     +14.92     +.8%
ナスダック総合指数    4,022.69     +22.96     +.6%


債券          直近利回り 前営業日比
米国債2年物      .37%        +.01
米国債10年物     2.64%       +.02
米国債30年物     3.49%       +.01


商品 (中心限月)                     終値   前営業日比 変化率
COMEX金     (ドル/オンス)  1,327.50    +8.50     +.64%
原油先物         (ドル/バレル)  103.57      -.17     -.16%

◎NY外国為替市場

ニューヨーク外国為替市場では、ユーロが主要16通貨の大半に対し て下落。欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁が、ユーロが一段と上昇 した場合には金融政策による追加の景気刺激が必要になるとの認識を示 したことを受けた。

ドルはユーロに対し約3週間で最大の上げ。3月の米小売売上高 は2012年9月以来で最大の伸びとなった。ブラジル・レアルは上昇。過 去1年間で9回引き上げられている同国の金利が投資家を引き付けると の見方が背景にある。ロシア・ルーブルはドルとユーロで構成する通貨 バスケットに対して3営業日続落。ウクライナでの緊張の高まりが嫌気 された。

ウェルズ・ファーゴ・セキュリティーズの主任為替ストラテジス ト、ニック・ベネンブローク氏(ニューヨーク在勤)は、市場が「ドラ ギ総裁の発言に注目しているのは確かだ。ただ同時に、真のメッセージ は何かや、緩和のシグナルはどの程度明確なのかを理解しようと苦心し ている」と分析。また「米国の経済指標は堅調だった。それがドルには 支援材料になっている」と続けた。

ニューヨーク時間午後2時14分現在、ユーロは対ドルで前週末 比0.5%安の1ユーロ=1.3822ドル。一時0.6%安と、日中ベースでは3 月25日以降で最大の下げとなった。対円では0.4%安の1ユーロ=140 円63銭。ドルは対円で0.1%高の1ドル=101円74銭。

◎米国株式市場

14日の米国株は反発。取引終了1時間前に上げ幅を大幅に縮小した が、その後持ち直した。朝方発表された米小売売上高が2012年以来で最 大の伸びとなったほか、シティグループの四半期利益が予想外に増加し たことがこの日の材料となった。

ニューヨーク時間午後4時過ぎの暫定値では、S&P500種株価指 数は前営業日比0.8%高の1830.57。ダウ工業株30種平均は146.49ドル (0.9%)上げて16173.24ドル。ナスダック総合指数 は0.6%高。

BMOグローバル・アセット・マネジメントのシニア投資ストラテ ジスト、ブレント・シャッテ氏は、「過去数週間で大きく相場が下げた ことから、市場参加者の間では若干の懸念が広がった」と述べ、「着実 に回復している経済統計やまずまずの企業利益があれば、相場の支援材 料になる」と続けた。

◎米国債市場

米国債相場は3営業日ぶりに下落。予想より強い内容の経済統計を 手がかりに株価が上昇し、安全とされる米国債の投資妙味が低下した。

3月の米小売売上高は前月比で1.1%増加し、2012年9月以来で最 大の伸びとなった。これを受けて5年債を中心に米国債は下げた。ウク ライナ東部では政府施設を占拠している親ロシア派勢力が期限を過ぎて も退去に応ぜず、緊張が高まった。国連安全保障理事会ではロシアと米 国による非難の応酬となり、こうした状況を背景に米国債は上昇する場 面もあった。投資家らは先週、連邦公開市場委員会(FOMC)が来年に も利上げに踏み切るとの見方を弱めた。

ED&Fマン・キャピタル・マーケッツ(ニューヨーク)の債券ト レーディング担当シニアバイスプレジデント、マイケル・フランゼーセ 氏は「小売売上高の発表後、株式相場が持ち直している」と指摘。「経 済成長が近く減速すると考えられていたが、こうした観測がやや鎮めら れた格好だ。10年債利回りは2.6から2.8%のレンジにとどまるだろう」 と述べた。

ブルームバーグ・ボンド・トレーダーによれば、ニューヨーク時間 午後2時53分現在、10年債利回りは前週末比1ベーシスポイント(b p、1bp=0.01%)上昇の2.64%。同年債(表面利率2.75%、2024年2 月償還)価格は3/32下げて100 32/32。利回りは一時2.60%に下げ、3 月3日以来の低水準を付けた。

5年債利回りは2bp上昇の1.60%。米国株式市場ではシティグル ープの決算を受けてS&P500種株価指数が堅調に推移している。

◎NY金先物市場

ニューヨーク金先物相場は上昇。ウクライナ情勢の緊迫化を背景 に、対ロシア制裁で同国からの供給が抑制されるとの懸念が強まり、パ ラジウムは2011年以来の高値に上昇した。ロシアは世界最大のパラジウ ム生産国。

イエレン米連邦準備制度理事会(FRB)議長は3月31日、景気刺 激策が「当面」必要になるとの見解を示した。先週公表された連邦公開 市場委員会(FOMC、3月18-19日開催)の議事録によれば、数人の 政策当局者は、主要政策金利の予測中央値の上昇が今後見込まれる引き 締めペースを過剰に示す恐れがあると指摘した。

パラジウム先物6月限は前週末比0.6%高の1オンス=811.50ドル で終了。一時は817ドルと、中心限月としては2011年8月3日以来の高 値をつけた。

ニューヨーク商業取引所(NYMEX)COMEX部門の金先物6 月限は0.6%高の1オンス=1327.50ドル。一時は1331.40ドルと、先 月24日以来の高値となった。

◎NY原油先物市場

ニューヨーク原油相場は続伸。世界最大のエネルギー輸出国である ロシアとウクライナの緊張が高まったことを受け、ロンドン市場の北海 ブレント原油とともに5週間ぶり高値に上昇した。欧州連合(EU)当 局者らはウクライナ問題をめぐりロシアに対する制裁強化を検討した。

みずほセキュリティーズUSA(ニューヨーク)の先物部門ディレ クター、ボブ・ヨーガー氏は「ウクライナ情勢は週末に著しく悪化し た。ブレントが高いのはそのためだ」と指摘。「急激に騒乱が高まった ことが今の水準での取引を説明している」と続けた。

ICEフューチャーズ・ヨーロッパ(ロンドン)のブレント先物5 月限は前週末比1.74ドル高の1バレル=109.07ドル。3月4日以来の高 値で引けた。

ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・イ ンターミディエート(WTI)先物5月限は同31セント(0.30%)高の 1バレル=104.05ドル。終値としては3月3日以来の高値。

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