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ドラギ総裁、堪忍袋の緒が切れた-ユーロ高に行動と警告

欧州中央銀行(ECB)のドラギ総 裁は堪忍袋の緒が切れた。

ドラギ総裁は12日にワシントンで、ユーロの「為替レートの上昇は 一段の金融刺激措置を必要にする」と発言。為替相場はユーロ圏の「物 価安定にとって重要な側面だ」と述べた。ECB当局者らは3月の前半 からユーロ高への不満を口にし始めていたが、ドラギ総裁がこれほど強 い調子の発言をしたのはこれが初めて。

週末に国際通貨基金(IMF)と世銀の会議でワシントンに集まっ ていたECBの他の当局者らも総裁に追随し、ユーロ高に言及。ノワイ エ・フランス銀行総裁はユーロ高が「重大な関心事」だとし、「行き過 ぎた為替相場の動きはおのずから調整するはずだ」と付け加えた。

クーレECB理事は11日のブルームバーグテレビジョンとのインタ ビューで、「ユーロが高ければ高いほど、金融緩和の必要性は大きくな る」と語った。

ドラギ総裁は12日、「為替レートは政策目標でないと常に言ってき たが、物価安定と経済成長にとって重要だ」と指摘。「そして現在は、 過去数カ月間に起きたことを踏まえ、物価安定にとっての重要性はます ます増している」と述べた。

バイトマン・ドイツ連邦銀行総裁もワシントンで、為替相場は 「ECBがインフレを評価する際の多くの要素の一つであるため」、ユ ーロ相場の影響を「考慮している」と述べた。

フランクフルト時間14日午前9時11分(日本時間午後4時11分)現 在、ユーロは対ドルで前週末比0.3%安の1ユーロ=1.3847ドル。先週 は1.3%上昇した。

原題:Draghi’s Patience Snaps on Euro as ECB Threatens Response (1)(抜粋)

--取材協力:Fergal O’Brien、Rainer Buergin、Svenja O’Donnell、Sandrine Rastello.

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