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ウクライナ緊迫化で試される米欧の決意-東部の衝突で死傷者

ウクライナのさらなる不安定化に歯 止めをかけ、同地域へのロシアの勢力拡大を阻止しようとする米国と欧 州連合(EU)の決意が試されようとしている。

ウクライナ東部のスラビャンスク近郊で13日、迷彩服姿の武装集団 が政府の治安部隊に発砲したことにより、交渉による危機終結の可能性 は遠のいた。アバコフ内相は治安部隊員の1人が死亡し、5人が負傷し たとフェイスブックで説明。親ロシア派勢力の死傷者数は不明だとして いる。

13日に開かれた国連安全保障理事会の緊急会合で、ロシアのチュル キン国連大使はウクライナ政府の「手下」が西側諸国の支持を受けてテ ロ攻撃を組織していると述べた。一方、米国のパワー国連大使はロシア が「作り話を広めている。われわれは今夜これを止める必要がある」と 発言。「ウクライナの不安定さはロシアの筋書き・演出によるものだ」 と語った。

スピロ・ソブリン・ストラテジー(ロンドン)の創業者ニコラス・ スピロ氏は「ウクライナ東部で影響力を強めようとするロシアの試みへ の対応で、西側は試練の時を迎えている」と指摘。「今回の出来事がよ り本格的な対ロ経済・貿易制裁の発動のきっかけとなると考えられてい るが、ロシアとの対決で西側がどの程度まで結束を維持できるか、われ われは目にするだろう」と述べた。

ドイツ政府当局者が匿名を条件に明らかにしたところによると、よ り広範囲の新たな経済制裁を発動すれば、欧州企業に影響を与えるた め、その仕組みや時期についてEU加盟国政府の間で激しい議論が行わ れているという。

原題:Violence in Eastern Ukraine Means ‘Crunch Time’ for U.S., EU (1)(抜粋)

--取材協力:Jonathan Ferziger、Vladimir Kuznetsov、Sangwon Yoon.

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