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TOPIXが7日続落、米国株・決算に警戒強い-海運安い

東京株式相場は、TOPIXが7営 業日続落。前週急落の反動で朝方の売り一巡後はプラス圏で推移した が、戻りは鈍かった。米国株の下落基調や決算発表への警戒感が根強い 上、為替の円高進行リスクも重し。ばら積み船運賃市況の続落を嫌気 し、海運株が業種別下落率でトップ。ゴム製品や電力、小売株も下げ た。

TOPIXの終値は前週末比1.33ポイント(0.1%)安の1132.76、 日経平均株価は49円89銭(0.4%)安の1万3910円16銭。

ちばぎんアセットマネジメントの奥村義弘調査部長は、「米国の企 業決算がこれから本格化していくので、様子見というのが全体の流れ。 米国のハイテク決算後の動きなど、まだ見ないといけない株価の反応も ある」と指摘。先行き警戒感が強い中、日本株も「受動的な流れになっ ている」と話していた。

週明けの日本株は、前週末の米国株が米銀JPモルガン・チェース の低調な決算内容などから下落した流れを受け、下落して取引を開始。 JPモルガン・チェースの1-3月期業績は、債券トレーディングと住 宅ローン事業で収入が減った。

ただ、朝方の売り一巡後は下げ渋り。前週の日経平均は米国株安へ の不安などから週間で1103円(7.3%)下落と、1000円を超す下げは東 日本大震災翌週の2011年3月3週(1047円)以来だった。TOPIX も6.7%安と、ことし最大の下落。両指数とも投資家の短期売買コスト を示す25日移動平均線からの下方乖離が目先売られ過ぎを示す5%を意 識する状況だったため、打診的な買いで両指数とも一時プラスに転じ た。

売買代金、ことし2番目の低水準

午後半ばまでTOPIXは堅調に推移したが、終盤は再度マイナス 転換。きょうの米国市場では、3月の小売売上高統計、シティグループ の決算発表などを控え、米国株や為替動向を見極めようと見送りムード も強まった。東証1部の売買代金は1兆6099億円と、ことし2番目の低 水準だった。売買高は17億2881万株。

きょうのドル・円相場は終日1ドル=101円50銭台付近と、前週末 の東京株式市場の終値時点101円60銭付近に比べ小動きだった。

東証1部33業種は、23業種が下落。海運や空運、ゴム製品、電気・ ガス、証券・商品先物、繊維、小売、ガラス・土石製品、鉄鋼、その他 金融が下落率上位に並んだ。海運は、ばら積み船の国際運賃市況である バルチック・ドライ指数が11日の取引まで14営業日続落となっていた。 売買代金上位では、英ファッション雑貨・インテリアブランドのキャ ス・キッドソンを最高2億5000万ポンド(約425億円)で買収する可能 性がある、との報道があったファーストリテイリングが下落。一部報道 をきっかけに増資観測が広がったシャープも安い。

一方、輸送用機器が上昇。みずほ証券は11日、トヨタと富士重の投 資判断を「中立」から「買い」に上げた。トヨタ、ホンダ、富士重の3 社は、堅調な需要が見込まれる北米での売上高増加が利益に結び付きや すく、バリュエーション面での割安感が強いとした。

このほか鉱業、石油・石炭製品、食料品、金属製品、水産・農林、 非鉄金属、保険、銀行など10業種が高い。鉱業、石油は11日のニューヨ ーク原油市況が5週ぶり高値を付けたほか、ウクライナ東部情勢の緊迫 化で、アジア時間14日の時間外取引でも上げたことが材料視された。東 証1部の値上がり銘柄数は683、値下がりは944。

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