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ドラギ総裁:一段のユーロ高ならECB追加金融刺激策必要に

欧州中央銀行(ECB)のドラギ総 裁はユーロ相場が一段と上昇すれば、さらに金融刺激策を実施すること になるだろうと発言した。ユーロ相場が過去1年間に対ドルで6%上昇 する中で、同総裁はこれまでで最も強い調子でユーロ高に警告を発し た。

同総裁は12日にワシントンで記者団に対し、「ユーロ相場上昇はわ れわれの金融政策のスタンスを引き続き緩和的とし、さらなる緩和措置 を必要とするだろう」と語った。ユーロ相場高は輸入価格を抑制し、輸 出に打撃を与えるため、ECBが物価安定の目安とするインフレ率2% 弱の実現が困難になっている。

ドラギ総裁は「為替レートは政策目標でないと常に言ってきたが、 物価安定と経済成長に重要だ」と指摘。「そして現在は、過去数カ月間 に起きたことが物価安定にとってますます重大になっている」と述べ た。

ドラギ総裁は3月のユーロ圏の消費者物価上昇率が前年同比0.5% 上昇にとどまった後で、量的緩和を含めて追加刺激策を実施するかどう か既に検討に入っている。

バイドマン独連銀総裁も12日にワシントンで記者団に対し、「ユー ロ高はユーロ周辺国を中心とした資金流入が一因だ」と述べた。

同総裁はユーロ上昇について「ユーロ圏への信頼回復」を示してい ると指摘。「インフレ評価の多くの要因の1つで、そのため」ユーロ一 段高の影響を「検討している」と述べた。

国際通貨基金(IMF)のラガルド専務理事は12日、ECBが引き 続き緩和的でなければならないと述べ、必要なら追加手段を使う意向で あることを歓迎した。

原題:Draghi Warns Stronger Euro Would Compel ECB to Ramp Up Stimulus(抜粋)

--取材協力:Fergal O’Brien、Rainer Buergin.

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