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米SACのインサイダー調査に終止符-連邦地裁が司法取引承認

ニューヨークの連邦地裁は10日、ヘ ッジファンド運用会社SACキャピタル・アドバイザーズがインサイダ ー取引事件をめぐり当局と合意した司法取引を承認した。SACはイン サイダー取引では過去最高額となる18億ドル(約1830億円)の支払いに 同意している。これにより同社の資産運用会社としての役割が終わ り、2007年に始まった当局のインサイダー取引調査に終止符が打たれ た。

SACは多額の不法な利益を得たことや、社員のインサイダー取引 を促す犯罪性を帯びた企業文化を助長したことについて、有罪を認め た。同社は今週、社名をポイント72アセット・マネジメントに変更し た。

当局はSAC創業者のスティーブン・コーエン氏を起訴できなかっ たものの、同社の元・現社員8人は有罪を認めたか、もしくは裁判で有 罪となった。コーエン氏(57)は不正行為を一貫して否定してきたが、 米証券取引委員会(SEC)は従業員の証券法順守の監督を怠ったとし て、同氏に対して行政処分を検討している。

マンハッタンにある連邦地裁のローラ・テイラー・スウェイン判事 は、「被告らはその罪の大きさと法への尊敬の欠如という点で際立って いる」と指摘。SACキャピタルのファンドはそれぞれ執行猶予5年の 判決を言い渡され、連邦当局によるコンプライアンス(法令順守)の監 視を受けることになった。コーエン氏は出廷しなかった。

SACの支払額にはコーエン氏がSECとの関連訴訟を決着させる ために支払いに同意した6億1600万ドルも含まれる。

原題:SAC Record $1.8 Billion Insider Plea Caps 7-Year U.S. Probe (1)(抜粋)

--取材協力:Christie Smythe.

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