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中国:3月インフレ率、政府目標に届かず-景気対策の余地拡大

中国の3月の消費者物価指数( CPI)は引き続き今年の政府目標を下回る伸びにとどまり、生産者物 価指数(PPI)はさらに低下した。李克強首相が景気下支え策を打ち 出す余地が一段と高まっている。

国家統計局が11日発表した3月のCPIは前年同月比2.4%上昇。 ブルームバーグ・ニュースがまとめた市場関係者の予想中央値と一致し た。PPIは同2.3%低下と、2年1カ月連続の前年割れ。1997年に始 まった2年7カ月連続以来の長期低下局面となった。市場予想中央値 は2.2%低下。2月は2%低下だった。

政府は2014年のインフレ率目標を3.5%に置いている。足元の水準 が目標を下回っていることで追加刺激策を講じる余地はあるが、李首相 はそうした措置を限定的にとどめる意向を示している。

光大証券の徐高チーフエコノミスト(北京在勤)は「中国のインフ レは非常に低い状態が続いており、経済成長は引き続き懸念材料だ」と 指摘。「中国人民銀行(中央銀行)に金融緩和を求める圧力が高まる」 と述べた。

来週発表される中国の1-3月(第1四半期)の国内総生産 (GDP)は、ブルームバーグ・ニュースがまとめた市場関係者の予想 では前年同期比7.3%増と、四半期ベースで2009年以来の低い伸びにと どまる見通しだ。政府の今年通年の目標は7.5%前後。

統計局によると、3月の食品価格のCPIは前年同月比4.1%上昇 で、上昇率全体の1.35ポイントを占めた。食品以外は1.5%上昇で、2 月の1.6%上昇から伸びが鈍化した。

シティグループの中国担当シニアエコノミスト、丁爽氏(香港在 勤)は「PPIの前年割れ長期化は内需の弱さを示している」と指摘し た。

原題:China’s Inflation Stays Below Target as Producer Prices Drop (1)(抜粋)

--取材協力:Ailing Tan、Penny Peng、Janet Ong.

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