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米国株:ナスダックは2011年以来の大幅安-ハイテク売り再開

米株式相場は反落。ナスダック総合 指数は2011年以来の大幅安となった。決算シーズンが始まり、バリュエ ーション(株価評価)が高過ぎるとの懸念からハイテク株に再び売りが 広がった。

家具インテリア用品小売りのベッド・バス・アンド・ビヨンド は6.2%安。ダウ・ジョーンズ・インターネット総合指数は4.2%下落 し、11年以来の大幅安。ナスダック・バイオテクノロジー指数は5.6% 安。電子商取引サイト運営最大手のeベイは3.2%下落した。物言う株 主(アクティビスト)として知られるカール・アイカーン氏と新たな社 外取締役を迎えることで合意し、委任状争奪戦を終わらせた。

ナスダック総合指数は前日比3.1%安と、11年11月以来で最大の下 げ。S&P500種株価指数は2.1%安の1833.08で終了。ダウ工業株30種 平均は266.96ドル(1.6%)下げて16170.22ドルで終えた。小型株で構 成するラッセル2000指数は2.8%安。

スタイフェル・ニコラウスのファンドマネジャー、チャド・モーガ ンランダー氏は「2013年に好調だったモメンタム銘柄を売って、割安感 のある銘柄に乗り換える動きが続いている」と指摘。「投資家が業績に 一貫性を求めているため、この流れは今後数週間続くだろう。高いバリ ュエーション(株価評価)と売り上げの横ばいへの懸念がある。それは 成長株を売って割安株を買うセクター間の循環物色にうってつけの組み 合わせだ」と続けた。

PER

S&P500種は2日に付けた最高値から3.1%下げ、終値ベースで50 日移動平均を2月10日以来で初めて下回った。5年に及ぶ強気相場で大 幅に上昇した銘柄にこの日は再び売りが出た。ナスダック総合指数の株 価収益率(PER)は35倍と、S&P500種(約17倍)の2倍となって いる。

S&P500種では全10セクターが下落。情報技術(IT)のほか、 工業、素材、消費関連、金融、ヘルスケアの下げが目立った。

エポック・インベストメント・パートナーズ(ニューヨーク)の共 同最高投資責任者、デービッド・パール氏は「けん引役がほぼ毎月変わ っている。金融政策と景気の行方をめぐり確信を持てる状態にない。全 てのマクロ経済状況が不安定なため、投資には非常に難しい環境だ」と 述べた。

先週の米週間新規失業保険申請件数は前週比で減少、前回のリセッ ション(景気後退)突入以前の水準まで下げた。

中国の3月の輸出と輸入がいずれも市場予想に反して減少したこと は朝方の売り材料となった。李克強首相は成長下支えのため追加策を講 じると話したが、一段と強い刺激策は避けている。

「銘柄選択の年」

アルコアを皮切りに今週から決算発表シーズンに入った。アナリス トの調査によると、S&P500種構成銘柄の増益率は1%と予想されて いる。1月時点の予想では6.6%だった。現在の増収率予想は2.9%。

フェニモア・アセット・マネジメントの投資アナリスト、ドルー・ ウィルソン氏は「始まった決算シーズンや企業が示す見通しに注目が集 まっている。リスクの選好・回避が主導する大きな動きはないようで、 市場は個別企業の材料に注目している。銘柄選択の年だ」と話した。

原題:Nasdaq Composite Falls Most Since 2011 Amid Technology Selloff(抜粋)

--取材協力:Namitha Jagadeesh.

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