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4月10日の米国マーケットサマリー:株は大幅安、ハイテク売り

ニューヨークの為替・株式・債 券・商品相場は次の通り。 (表はNY午後4時現在)

為替         スポット価格 前営業日
ユーロ/ドル        1.3886   1.3855
ドル/円            101.49   102.00
ユーロ/円          140.93   141.32


株                 終値 (暫定値) 前営業日比 変化率
ダウ工業株30種       16,170.22     -266.96   -1.6%
S&P500種           1,833.09     -39.09    -2.1%
ナスダック総合指数    4,054.11     -129.79   -3.1%


債券          直近利回り 前営業日比
米国債2年物      .35%        -.02
米国債10年物     2.64%       -.05
米国債30年物     3.52%       -.06


商品 (中心限月)                     終値   前営業日比 変化率
COMEX金     (ドル/オンス)  1,320.50    +14.60   +1.12%
原油先物         (ドル/バレル)  103.34      -.26     -.25%

◎NY外国為替市場

ニューヨークの外国為替市場ではドルが下落。主要国通貨バスケッ トに対するドル指数は約5カ月ぶりの水準に下げた。週間新規失業保険 申請件数が減少したものの、利上げの前倒しをもたらすには不十分との 見方が広がった。

円は対ドルで3週ぶり高値に上昇。3月の中国輸出が予想外に落ち 込んだことで安全資産への需要が高まった。ブルームバーグ・ドル・ス ポット指数は5日連続で低下した。

ウエストパック銀行の北半球通貨担当チーフストラテジスト、リチ ャード・フラヌロビッチ氏(ニューヨーク在勤)は「過去4日間の動き がなおも続いている」と述べ、「これは米国株で見られるリスク回避の 動きと連動しており、債券利回りは低下しつつある」と続けた。

ニューヨーク時間午後3時26分現在、ブルームバーグ・ドル・スポ ット指数は0.1%低下して1005.01。一時は1004.01と、昨年10月30日以 来の低水準をつけた。

円は対ドルで0.6%高の1ドル=101円43銭。一時は101円33銭と、 3月19日以来の高値となった。円は対ユーロで0.3%上昇して1ユーロ =140円84銭。ドルは対ユーロで0.2%下げて1ユーロ=1.3886ドル。

◎米国株式市場

米株式相場は反落。ナスダック総合指数は2011年以来の大幅安とな った。決算シーズンが始まり、バリュエーション(株価評価)が高過ぎ るとの懸念からハイテク株に再び売りが広がった。

家具インテリア用品小売りのベッド・バス・アンド・ビヨンド は6.2%安。ダウ・ジョーンズ・インターネット総合指数は4.2%下落 し、11年以来の大幅安。ナスダック・バイオテクノロジー指数は5.6% 安。電子商取引サイト運営最大手のeベイは3.2%下落した。物言う株 主(アクティビスト)として知られるカール・アイカーン氏と新たな社 外取締役を迎えることで合意し、委任状争奪戦を終わらせた。

ニューヨーク時間午後4時過ぎの暫定値では、ナスダック総合指数 は前日比3.1%安と、11年11月以来で最大の下げ。S&P500種株価指数 は2.1%安の1838.09で終了。ダウ工業株30種平均は266.96ドル (1.6%)下げて16170.22ドルで終えた。小型株で構成するラッセ ル2000指数は2.8%安。

スタイフェル・ニコラウスのファンドマネジャー、チャド・モーガ ンランダー氏は「2013年に好調だったモメンタム銘柄を売って、割安感 のある銘柄に乗り換える動きが続いている」と指摘。「投資家が業績に 一貫性を求めているため、この流れは今後数週間続くだろう。高いバリ ュエーション(株価評価)と売り上げの横ばいへの懸念がある。それは 成長株を売って割安株を買うセクター間の循環物色にうってつけの組み 合わせだ」と続けた。

◎米国債市場

米国債相場は上昇。30年債入札(発行額130億ドル)では需要が過 去の平均を上回った。前日公表された連邦公開市場委員会(FOMC、 3月18-19日開催)の議事録を受け、当局が利上げペースを速めるとの 見方が後退したことが背景。

10年債利回りはほぼ4週間ぶりの低水準を付けた。また株式相場は 過去2カ月で最大の下げとなった。FOMC議事録によれば、数人の政 策当局者は、主要政策金利の予測中央値の上昇が今後見込まれる引き締 めペースを過剰に示す恐れがあると指摘した。30年債入札での最高落札 利回りは昨年6月以降で最低だった。また投資家の需要を測る指標の応 札倍率は2.52倍と過去10回の入札の平均2.36%を上回った。

CRTキャピタル・グループ(コネティカット州スタンフォード) の政府債ストラテジスト、イアン・リンジェン氏は議事録について、 「より低水準でより長期にという時間軸が確認され、米国債市場では若 干買いの動きが強まった」と分析。また「株式相場が大きく下落し、質 への逃避からくる米国債買いが広がった」と続けた。

ブルームバーグ・ボンド・トレーダーによれば、ニューヨーク時間 午後2時15分現在、既発30年債利回りは前日比5ベーシスポイント(b p、1bp=0.01%)低下の3.52%。

10年債利回りは5bp下げて2.64%。同年債(表面利 率2.75%、2024年2月償還)価格は14/32上げて100 30/32。

◎NY金先物市場

ニューヨーク金先物相場は上昇し、2週間ぶりの高値となった。前 日に公表された米連邦公開市場委員会(FOMC、3月18-19日開催) 議事録が買い材料。議事録によると、数人の当局者が政策金利予測は引 き締めペースを過剰に示す恐れがあると指摘した。

ビジョン・ファイナンシャル・マーケッツ(シカゴ)の金属取引担 当ディレクター、デービッド・メーガー氏は電話インタビューで、 「FOMCのよりハト派的な姿勢を受け、金の見通しは明るくなってい る」と指摘。「ロシアを要因に、逃避目的の買いも入っている」と述べ た。

ニューヨーク商業取引所(NYMEX)COMEX部門の金先物6 月限は前日比1.1%高の1オンス=1320.50ドルで終了。一時は1324.90 ドルと、中心限月としては3月24日以来の高値をつけた。

◎NY原油先物市場

原油先物市場では北海ブレント原油が3日ぶり反落。リビアの原油 輸出が来週増加するとの観測が背景にある。ウェスト・テキサス・イン ターミディエート(WTI)とブレント原油との価格差は約7カ月で最 小となった。

プライス・フューチャーズ・グループ(シカゴ)のシニアマーケッ トアナリスト、フィル・フリン氏は「ブレント原油はここしばらく、リ ビア情勢を材料に動いている」と指摘。「輸出量はやや回復しそうだ。 ブレント相場には下押し圧力となり、WTIとの価格差が縮まりつつあ る」と述べた。

ロンドンのICEフューチャーズ・ヨーロッパで取引されるブレン ト先物5月限は前日比52セント(0.5%)安の1バレル=107.46ドルで 終了。

ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物5月限は20セ ント(0.2%)下げて103.40ドル。

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